食べる

恵比寿に国産たる生クラフトビアバー、ニュージーランドワイン店を業態変更

「日本の地方を応援したい」とオーナーの石黒威司さん

「日本の地方を応援したい」とオーナーの石黒威司さん

  • 0

  •  

 恵比寿駅東口エリアに6月、たる生クラフトビアバー&ワインレストラン「HOPS125(ホップス・アントゥサング)」(渋谷区恵比寿1、TEL 03-3447-1496)がオープンした。経営はユナイテッドフューチャーズ(同)。

青いオーニングテントが目を引くファサード

[広告]

 2004年から営業していたニュージーランドワイン店「アオテアランギ」を業態変更した同店。一昨年、同社社長の石黒威司さんが「アウグスビール」(文京区)の味に魅了され、自身の店でも「提供したい」と考えるようになったことがきっかけ。昨年、「アオテアランギ」で同ビールの扱いを開始するも、クラフトビールは冷蔵保存が必要であるにもかかわらず設備が万全ではなかったため、設備を整え業態変更するに至った。

 店名は「1にビール、2にビール、34(=ワイン)がなくとも5にビール」という意味を込め命名。店舗面積は12坪ほど。席数は、テーブルを中心にカウンター席など32席を用意。ファサードのオーニングテントを緑から青に変更。内装に大きな変化はなく、かねて使っていた木材のテーブルや椅子を引き続き置いている。

 新店オープンにあたり、クラフトビールを提供している店やイベントに足を運んだという石黒さん。メーカーの人たちの「前向きにもの作りに励んでいる姿を見て、応援したい」と思ったことから、クラフトビールは国内産のみを扱うことに決めた。提供するビールはエリア(産地)別で、約2カ月ごとに変更。毎回9~10種をラインアップする。現在は甲信エリアで、「志賀高原ビール」や「ヤッホーブルーイン」(長野県)、「アウトサイダー」(山梨県甲府市)など。8月~9月は北海道・東北エリアを予定。価格は、レギュラー=890円、ラージ=1,100円。

 ワインは各国産のものをグラスは白3種・赤4種・スパークリング1種、ボトルは20~30種をラインアップ。料理は、ソースを4種から選べる「バケツに入ったムール貝のソース蒸しベルジャンスタイル」(1,400円)、「蔵王の3種ソーセージの盛り合わせ」(980円)、「モツとトリッパのピリ辛トマト煮込み」(880円)、パスタ(980円~1,580円)などをそろえる。客単価は4,000円前後。

 オープン後は20~50代など幅広く来店。男女比は4対6程度。新規客は6~7割ほど。石黒さんは「日本の地方を応援するというスタンスはぶれずにやっていく。クラフトビールを知らない方にも知っていただきたい。お客さんは飲むことで(地方に)還元できるので、たくさん飲んでいただければ(笑)」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は17時30分~翌1時(金曜は翌3時まで、土曜・日曜は24時まで)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース