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渋谷に千葉発イタリアン酒場「海賊の台所」-県外初出店

宝やかじなどを船内を連想されるようなアイテムをディスプレーする店内

宝やかじなどを船内を連想されるようなアイテムをディスプレーする店内

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 渋谷・井の頭通り沿いに6月4日、イタリアン酒場「海賊の台所 渋谷店」(渋谷区宇田川町、TEL 03-6416-0784)がオープンした。経営はアオキプランニング(千葉県八千代市)。

井の頭通りに面したファサード

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 1989年に創業以来、千葉県内で無国籍ダイニングやもつ鍋居酒屋などの出店を進めてきた同社。「海賊の台所」は1997年に1号店をオープン、渋谷店は6店舗目。同社12店舗目で、千葉県外初出店となる。

 店舗面積は71坪。席数は102席を用意。1階エントランスから地階に続く階段には、半個室5部屋を設け、それぞれ武器屋・楽器屋・酒屋などの商店をコンセプトに装飾。地下のメーンフロアはオープンキッチンで「活気ある雰囲気」を演出。テーブルや椅子は木目調のものを置き、壁面などには宝やかじなど船内を連想させるようなアイテムをディスプレーする。店内では「grazie(グラッツィエ=ありがとう)」「buona sera(ボナセーラ=こんばんは)」「si (スィー=はい)」などのイタリア語が飛び交う。

 メニューはイタリアン&スパニッシュがベース。ランチ(11時30分~15時)には好きなパスタ1種と、ビュッフェ形式のサラダ・スープ・ドリンクなどが付くセット(1,000円)を用意。カフェタイム(15時~17時)にはクレープ(580円)などのデザートやドリンクなどを提供する。

 ディナー(17時~)は約30種を用意するタパス(300円~500円)や、500度で焼き上げるピザ、生パスタ(980円~1,280円)、マデラワインを使った甘めなソースの「厚切り牛タンの赤ワイン煮込み」(1,280円)、アパレイユに24時間以上漬け込むフレンチトースト(600円)などをラインアップ。客単価は、ランチ=1,000円、ディナー=3,000円。

 同社は同ビル1階に、新業態となるクレープ店「パイレーツ・クレープ」(TEL 03-6416-1897)も出店。ピンクのファサードが目を引く店舗は約3坪。クレープ(300円~420円)やタピオカドリンク(250円~320円)などをそろえる。

 「海賊の台所」のターゲットは20代後半~40代の女性だが、「若い人が多いので、20代前半なども視野に入れていきたい」と話す同社営業本部スーパーバイザーの遠藤武さん。「一見さんが多いと聞いているので、一度来ていただいた方にまた来たいと思っていただけるサービス・料理を提供していきたい」とし、「東京でも認知していただける店になれば」と意欲を見せる。

 営業時間は、海賊の台所=11時30分~翌2時(金曜・土曜・祝前日は翌4時まで、日曜は23時まで)。パイレーツ・クレープ=11時~22時。

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