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南青山に「ザ サード バーガー」1号店-店内で一から手作り

土や緑を取り入れ「くつろぎのある空間、公園」をイメージに仕上げた店内

土や緑を取り入れ「くつろぎのある空間、公園」をイメージに仕上げた店内

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 南青山・骨董(こっとう)通り沿いに12月21日、ハンバーガーチェーン「the 3rd Burger(ザ サードバーガー)」(港区南青山5、TEL 03-6419-7579)がオープンする。経営はユナイテッド&コレクティブ(港区)。

5種の野菜やパティ、2種のソースを挟む「the 3rd Burger」(650円)

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 「てけてけ」など、飲食店33店舗を展開する同社の新業態となる同店。5年ほど前から海外展開を考えていた同社は、「グローバルブランドになり得る業態」「今の時代に求められるもの」を検討し、ハンバーガーチェーンの展開を決めた。

 ファストフードやグルメバーガーなどの競合がひしめくハンバーガー業界。同店では「店内で素材を一から手作りして提供すること」を特徴とした「3rd(第3のハンバーガーチェーン)」として、「多店舗・中価格帯」を目指す。コンセプトは「毎日・食べられる・ハンバーガー」。コアターゲットは30代女性。ランディングには映画監督や脚本家などで活動する大宮エリーさんを起用した。

 骨董通り入り口にはハワイアンバーガーショップ「クア・アイナ」が出店しているほか、ウエンディーズの日本再上陸1号店など、表参道・南青山にはバーガー店も多く存在していることから同エリアに出店。店舗面積は50坪。席数は50席を用意。「土の存在」をデザインコンセプトの中心に据えた。ファサードはガラス張りでオープンな雰囲気。床や、カウンター周り高さ約3.5メートルの壁面、長テーブルの土台となる部分に、近隣の土を使ったほか、テーブルや椅子にはムク材、壁面に緑をあしらうなど「くつろぎのある空間、公園」をイメージに仕上げた。デザインはマウントフジアーキテクツスタジオ(港区)が担当し、左官職人には挟土(はさど)秀平さんを起用した。

 バーガーのバンズは保存料・防腐剤を使っていないパン種を店内で発酵させ焼き上げ、使う。パティは、チルドの牛肉をブロックで仕入れ、店内でミンチ・成形。1度も凍らすことなく焼き上げる。野菜は、減農薬栽培・ミネラル栽培などの栽培方法で育てたものを使う。ポテトフライは生のジャガイモを仕入れ、店内でカットし揚げる。コーヒーは、表参道にも店舗を構える「コーヒーハンター」川島良彰さんがプロデュース。

 ベースとなるハンバーガー(450円)には、パティ・トマト・グリーンカール・自家製タルタルソースを挟む。そのほか、マリネしたパプリカやニンジン、カボチャなど5種の野菜、自家製タルタルソース、トマトソースを挟んだ「the 3rd Burger」(650円)や、チェダーチーズを挟む「チーズバーガー」(520円)、エダマメを使ったペーストを挟んだ「エダマメビーンズバーガー」(550円)など13種を用意。ポテトフライ(230円~410円)、ドリップコーヒー(300円~380円)、小松菜のスムージー「the 3rd スムージー」(420円)などのスムージー、ビール(550円)などのアルコールほかサイドメニューもそろえる。テークアウトにも対応。想定客単価は1,000円弱。

 ユナイテッド&コレクティブ坂井英也社長は「健康志向の方やおいしいものを食べたいと思っている方、1回1回の食事を大切にしている方に愛される店にしていきたい。朝はスムージー、夜はアルコールとポテトなど、シチュエーションに合わせ使っていただければ」と話す。

 営業時間は7時~23時(初日は11時オープン)。今月31日~2013年1月2日は休み。同社は2013年中に港区や渋谷区・中央区など「感度の高い地」に10店舗出店、2025年までに国内外含め1000店舗展開を目標に掲げる。

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