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渋谷・明治通りにサンドイッチ専門店-京都発ベーカリーが新業態

アメリカンテイストに仕上げた店内

アメリカンテイストに仕上げた店内

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 渋谷・明治通りに11月22日、サンドイッチ専門店「REFECTOIRE (Le Ptimec)」(レフェクトワール ル・プチメック、渋谷区神宮前6、TEL 03-3797-3722)がオープンした。経営はレフェクトワール(京都市上京区)。場所は同日オープンした「TAKEO KIKUCHI渋谷明治通り本店」の3階。

オマールエビ・アボカド・ブロッコリーの冷製サンドイッチ(630円)

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 同社社長でシェフ西山逸成さんが手掛ける4店舗目となる同店。西山さんは1998年にベーカリー「ル・プチメック」(同)をオープン。2007年には2号店(中京区)、2009年には3号店(新宿区)をそれぞれ出店。フランス語で「食堂」を意味する「レフェクトワール」は新業態店で、かねて「温かい状態でサンドイッチを提供したい」という思いを持っていたという西山さんの念願をかなえた。

 同日オープンした「TAKEO KIKUCHI 」が入るビル3階に位置する同店の店舗面積は約40坪。席数は56席を用意。フロア中央には幅を広めにとった長テーブルを配した。明治通りに面した壁面はガラス張りになっているほか、対面の壁面には若手アーティストの絵などを飾る。床はコンクリート、天井には木材を使い、キッチン・カウンター周りの壁面は白色のレンガ調に仕上げた。LAで購入したアンティークランプを使うなど、全体的に「アメリカンテイスト」に仕上げたが、トイレやごみ箱などの案内はフランス語で表記。インテリアデザインはランドスケーププロダクツ(千駄ヶ谷3)社長の中原慎一郎さんが担当した。

 「やりたいことができると思ったら増えてしまった」というサンドイッチは現在13~14種を用意。ライ麦パンにローストビーフやベビーリーフを載せ、アオカビチーズのソースやクルミをかけたオープンサンド「タルティーヌ ローストビーフ フルムダンベールのソース」(840円)、パン・ド・ミにオマールエビやアボカドなどを挟み、オーロラソースで食べる「オマールエビ・アボカド・ブロッコリーの冷製サンドイッチ」、中をくりぬいたブリオッシュにエスカルゴを詰めエスカルゴバターをかける「エスカルゴのブリオッシュ詰め」(以上630円)ほか。挟む具材やソースなども店内で調理している。

 大き目にミンチしたシカのモモ肉のパティとレタスなどの野菜を挟む「シカ肉のハンバーガー」(840円)、「さつまいものスープ」(550円)、「本日のタルトとアイスクリーム」(460円)などもそろえるほか、テークアウト用のサンドイッチ、量り売りの焼き菓子のケーキ、パンなどもラインアップ。アルコールは、赤・白ワイン、黒ビール(以上500円)を用意しているが、500円を払えば持ち込みも可能。現在の客単価は1,000円強。今月中に、サンドイッチやスープ、サラダなどが付いたランチセット(予価1,050円)を始める予定。トレーは利用客自身が返却口に戻すなどセルフスタイルを取っている。

 オープン後は30代を中心に来店があり、他の3店舗同様男性客が多いほか、外国人客が多いのも特徴。

 西山さんは「こだわりはない」としながらも「ちょっとした非日常を感じていただきたいと、シカ肉やエスカルゴ、カモなどの食材を取り入れているが、価格は抑えている」と話す。「いろいろな人が集まる公共の場でありたい」とし、「全ては楽しいと思ってもらいたいと考えやっている。学食や社食のような感覚で、自由に使っていただければ」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は9時~21時(今後開店時間が遅くなる予定、12月31日は18時まで、来年1月1日は休み)。

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