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「エスパス ルイ・ヴィトン東京」でブラジル人作家個展「狂気は生の一部」

場内には来場者が通路の上を歩いたりすることができる作品も©Louis Vuitton /Jeremie Souteyrat

場内には来場者が通路の上を歩いたりすることができる作品も©Louis Vuitton /Jeremie Souteyrat

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 ルイ・ヴィトン表参道店(渋谷区神宮前5)7階のアートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン東京」(TEL 03-5766-1094)で現在、ブラジル人アーティストのエルネスト・ネトさんの「Madness is part of Life(狂気は生の一部)」展が開催されている。

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 1964年リオデジャネイロ生まれ・在住のネトさん。1980年代後半から作品の発表を始め、伸縮性のある薄い記事や香辛料などユニークな素材を用いた立体作品やインスタレーションで知られる。現代美術の国際美術展「ベネチア・ビエンナーレ2001」のブラジル館代表を務めた経験を持つほか、東京オペラシティアートギャラリー(新宿区)や金沢21世紀美術館(石川県金沢市)などで展覧会に参加するなど、日本国内でも活動している。

 同展の中心となるのは、巨大なインスタレーション作品「A vida e um corpo do qual fazemos parte(我々は生という体の一部)」。精子を表す通路部分と、卵子を表す居住空間という2つの要素で構成されており、動物の体内を象徴する壁の膜は、らせん状のかぎ針編みの「細胞」からできている。来場者は通路の上を歩いたりすることができるようになっている。

 場内には、壁に据え付けられた「Linhas pontos e patas(線、点と脚)」、伸縮性のある素材を使った複数のボールの集合体「Pedras(石群)」などのインスタレーション作品4点が並ぶほか、同展では併せて、ネトさんの弟子であるブラジル人ビデオアーティストのエヴァンドロ・マシャードさんのセミフィクションアニメーション作品「Ferrolho」も紹介する。

 開館時間は12時~20時。入場無料。2013年1月6日まで。

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