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中目黒に鈴木おさむさん監修ちゃんこ店「鈴木ちゃん」-大将は元力士

宮城野部屋の元力士で「ちゃんこ番」をしていた経験を持つ大将・鈴木昌平さん

宮城野部屋の元力士で「ちゃんこ番」をしていた経験を持つ大将・鈴木昌平さん

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 中目黒・山の手通り近くに9月3日、放送作家の鈴木おさむさんがプロデュースする「ちゃんこ屋 鈴木ちゃん」(目黒区青葉台1、TEL 03-6451-0315)がオープンした。経営は鈴木チャンス(青葉台3)。

外壁には横綱・白鵬関の絵が描かれている

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 昨年2月、芸人の自宅で開かれた鍋会に出席した鈴木おさむさん。その日鍋を作っていたのが宮城野部屋の元力士(2000年~2004年)で「ちゃんこ番」をしていた経験を持つ同店大将の鈴木昌平さん。鈴木昌平さんは「いつかは自身の店を」と考えていたものの、「きっかけがない」などから出店できずにいた。鍋会当日、鈴木昌平さんの鍋を口にした鈴木おさむさんから「やる気があるならバックアップする」という声を掛けられたことから同店出店が決まった。

 店舗面積は3フロアで計132.24平方メートル。席数は、1階=カウンター12席、2階=デーブル席=4席2卓、掘りごたつ=14席、3階=半個室6人用と8人用の計48席を用意。外観の壁面には横綱白鵬関の絵を掲出しているほか、店名を書いたのぼりをディスプレー。木材のテーブルや椅子を配する店内には、白鵬関の化粧まわし、トロフィー、優勝額のレプリカ、番付、行司の最高位・立行司の木村庄之助さん(34代、36代)が記した相撲字(通称・根岸流)の書などを展示している。

 同店では、北海道滝川市の観光大使である白鵬関が田植えに参加したことから命名された「横綱白鵬米」や、豊ノ島関の実家「梶原食品」(高知県宿毛市)の「勝越し豆腐」、福岡・博多の銘柄鶏「華味鳥」など、こだわりの食材を使う。

 ちゃんこ鍋は現在2種を用意。宮城野部屋に30年以上前から伝わるレシピを基にした塩味の「宮城野部屋直伝 横綱ちゃんこ鍋」(2,480円)は、華味鳥の肉団子、油揚げなどが入っている。みそベースでキムチ風味の「宮城野部屋直伝 横綱海鮮ちゃんこ鍋」(2,980円、いずれも注文は2人前から)は、エビやホタテなどの海鮮類が入っている。両方にネギやエノキ、シイタケ、豆腐などを入れるほか、追加で豚肉、鶏肉(500円)、白菜やほうれん草などの野菜セット(横綱ちゃんこ鍋向け、650円)、エビやソーセージなどの「海鮮追加セット」(950円)などを用意する。

 そのほか、「鈴木ちゃん自慢!華味鳥の押し出し空揚げ」(700円)、「宮城野部屋直伝!力士みそキュウリ」(450円)、「豊ノ島実家直伝!勝越し冷やっこ」(550円)などの一品料理、つまみなども用意。ドリンクは、ビール(580円~)、焼酎(600円~)、ワイン(グラス650円)、梅酒(600円~)などをそろえる。客単価は5,500円前後。

 オープン後は、男女ともに20代半ば~40代半ばを中心に来店。力士たちも足を運んでいるほか、当初想定していた以上に女性客が多くという。鈴木昌平さんは「相撲に興味のない方にも気軽に来店いただき、ちゃんこを通じて相撲のことを知ってもらえたら。グッズを見て楽しんでいただいてもいいし、(BGMには)ちゃんこらしからぬジャズを流したりしているので、雰囲気を楽しんでいただいてもいい。笑顔で帰っていただければ」と話す。「相撲の裏話とかもできるので気軽に話しかけていただければ」とも。

 営業時間は18時~翌1時。月曜定休。

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