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渋谷にバイオハザード公式レストラン-女性スタッフのダンスパフォーマンスも

同作に登場する架空の警察系特殊部隊「S.T.A.R.S.」の世界観に仕上げた店内。スタッフが「ウエルカム!」の掛け声で迎える

同作に登場する架空の警察系特殊部隊「S.T.A.R.S.」の世界観に仕上げた店内。スタッフが「ウエルカム!」の掛け声で迎える

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 渋谷パルコ・パート1(渋谷区宇田川町)7階に7月13日、サバイバルホラーゲーム「バイオハザード」の公式レストラン「バイオハザードCAFE & GRILL 『S.T.A.R.S.』」(TEL 0120-810-114)が1年間の期間限定でオープンする。運営はシー・ツー・エス(豊島区)。

女性スタッフによる「タイランド」を鎮めるダンスパフォーマンス

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 1996年にカプコン(大阪市中央区)から発売された同ゲーム。昨年15周年を迎えたことを機に、同社から依頼を受けたシー・ツー・エスのエグゼクティブプロデューサー兼元知大さんが総合プロデュースを担当する。兼元さんは、過去にドラゴンクエストに登場する架空の店をコンセプトにしたバー「ルイーダの酒場」(港区)や、アニメ・ワンピースの期間限定レストラン「ワンピースレストラン ゴーイングメリー号」(中央区)などを手掛けた経験を持つ。

 バイオハザードファンは20~30代の男性が中心だが、「意外に女性の隠れファンも多いのでは」と考え同店では20代女性をコアターゲットに据える。

 店舗面積は70坪で、席数は70席。客席空間は、バイオハザードに登場する架空の警察系特殊部隊「S.T.A.R.S.」の世界観に仕上げる。壁面には、同作に登場する架空の都市「ラクーンシティ」の地図や「S.T.A.R.S.」のモデルガン、ジャケットなどをディスプレー。ランチョンマットには同作に登場する新聞「Daily Raccoon」をイメージした紙を日替わりで使うほか、BGMにバイオハザードが発生する1998年以前の曲を流すなど、細部にもこだわる。

 店舗奥のガラスケースには1分の1スケール(2メートル50センチ)のクリーチャーの一種「タイラント」が捕らえられている。プロジェクションマッピングの技法を用いてタイラントの動きを演出。製作は特撮などの造形を手掛るレインボー造形企画(八王子市)が担当し、空間演出はITベンチャー企業クウジット(港区)が手掛けた。

 オーディションで選ばれたダンサー兼接客を担当する女性スタッフは「S.T.A.R.S. ANGELIQUE」というグループを結成し、タイラントを鎮めるためにパフォーマンスで立ち向かう。振り付け、ディレクションはマドンナさんのバックダンサーを務めたTAKAHIROさんが担当。女性スタッフは現在25人が在籍し、常時6人ほどが接客する。同店のイメージキャラクターで「S.T.A.R.S.」最高司令官役には格闘家ニコラス・ペタスさんが就任し、ぺタスさん来店時には来店客とのじゃんけん大会などの企画も行っていく。

 料理は「S.T.A.R.S.」を意識し「荒々しいワイルドな」食べ放題で提供。スタッフが来店客の席で切り分ける「B.B.Q.グリル ラクーンスタイル」をはじめ、日替わりのパン、アークレイの家庭料理「真夜中のビスク(日替わりスープ)」、赤と緑のハーブを調合した同作に登場する「アンブレラ社」製のドレッシングで食べる「ハーブの調合サラダ」、オリジナルヌードル「ジルVer.(女性専用)」「バリーVer.(男性専用)」などをラインアップ。料金は、男性3,700円、女性3,300円。制限時間は2時間。今後、ランチ限定メニューなども提供していく予定。

 「昔からエンターテインメント空間を作りたいと思っていた。レストランという食を楽しんでいただく場でそれが提供できるのではと考えた。タイラントは劇場・映画だと思って見ていただきたい。バイオハザードに関係なく、料理とショーを楽しめるエンタメ空間になっている。(バイオハザードを知らない方も)気軽に来店いただければ」と兼元さん。

 カプコンのゲームクリエーター川田将央さんは「13日金曜日というバイオらしい日にグランドオープン。ホラーテイストでありながら女性のお客さまにも来ていただくということは、カプコンにもプラスの話。バイオハザードファンをこれからも広く広げていくため、ぜひこのレストランを成功させてほしい」と期待を寄せる。

 店内ではオフィシャルグッズのほか、菓子やなど同店限定グッズも販売する。営業時間は11時~23時30分(金曜・土曜・祝前日は24時まで)。

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