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山種美術館で「桜・さくら・SAKURA」展-60点一堂に

橋本明治「朝陽桜」(1970年、紙本・彩色、山種美術館蔵)

橋本明治「朝陽桜」(1970年、紙本・彩色、山種美術館蔵)

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 山種美術館(渋谷区広尾3、TEL 03-5777-8600)で現在、特別展「桜・さくら・SAKURA2012-美術館でお花見!-」が開催されている。

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 1998年~2009年まで、桜の名所として知られる千鳥ヶ淵の近くに位置していた同館では、毎年春になると桜をテーマにした展覧会を企画していた。現在の場所に移転後も来場客から、「桜を描いた作品を鑑賞したい」という声が寄せられていることから、桜を題材とした作品を紹介する同展を開いた。

 修復を終え15年ぶりに公開する冨田渓仙のびょうぶ「嵐山の春」(1919年ごろ)をはじめ、「吉野」(奥村土牛、1977年)、「千鳥ヶ淵」(石田武、2005年)、「夜桜」(速水御舟、1928年)、「朝陽桜」(橋本明治、1970年)、「春静」(東山魁夷、1977年、いずれも同館蔵)など約60点を展示。

 平安以降に詠まれた和歌や俳句、「歴史画を描いて思いがした」(奥村土牛)、「桜は匂いのように浮かぶ」(東山魁夷)、「古代裂を見る様な微妙な色の階調」(奥田元宋)など、「桜を表現した」画家たちの言葉を添えて作品を紹介する。

 開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(4月30日、5月1日は開館)。入館料は、一般=1,200円、大学・高校生=900円、中学生以下無料ほか。5月20日まで。

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