食べる

原宿にソイミートの空揚げ店「ベジケイト」-「ヘルシージャンクフード」提案

自身もビーガンのオーナー成井まゆ子さん。左上に写っているのがオリジナルキャラクターの「ケイトくん」

自身もビーガンのオーナー成井まゆ子さん。左上に写っているのがオリジナルキャラクターの「ケイトくん」

  • 0

  •  

 原宿・神宮前交差点近くに2月、ソイミートの空揚げ店「表参道 Vagecate(ベジケイト)」(渋谷区神宮前4、TEL 03-6321-7270)がオープンした。

ソイミートを使った空揚げ単品と丼を用意する

[広告]

 ビーガンの成井まゆ子さんが開いた同店。地球環境や健康・美容のことを考え、3年ほど前から肉を食べることを止め、徐々にビーガンとして生活するようになり、「病気が少なくなり、集中力アップするなど効果を体感した」という成井さん。2年ほど前に旅行で行ったロンドン、パリ、ベルリン、マンハッタンなど海外で「若者を中心に、ビーガンがはやっていた」のを目にし、国内でも広めたいとオープンした。

 10~20代など若者をターゲットに、「ジャンキーなものが好き」と考え空揚げ店の出店を決め、「ヘルシージャンクフード」として打ち出す。店名は、野菜を意味する「Vegetable」、教育を意味する「educate」、治療を意味する「medicate」から命名した造語。店舗面積は約8坪。テークアウト中心だが、店内にはカウンター8席を用意。海外で使っている店が多いことからグリーンを取り入れたほか、「若者向けにポップなイメージ」のデザインに仕上げた。オリジナルキャラクターで頭が空揚げの「ケイトくん」の絵を随所にディスプレーした。

 同店は、空揚げにソイミート、衣に自家製玄米粉、植物性乳酸菌を使い、肉・魚・卵・乳製品・蜂蜜・小麦(タンパク質の一種「グルテン」)・白砂糖を使わないのが特徴。メニューは医師である成井さんの夫のアドバイスを受けながら開発した。

 空揚げの味は、しょうがベースのジンジャー、八丁みそ・しょうゆベースのみその2種を用意。追加80円でタレ(豆乳マヨネーズを使ったしょうゆマヨ、コチュジャンなどを使ったジャンダレ、トマト・オニオンをベースにしたバーベキュー、塩ダレ)をかけることができる。単品(S=210円、M=370円、L=530円)と「日本の伝統的な食事スタイル」ということで、丼(タレ込みでM=530円、L=680円)も用意。

 そのほか、自家製ぬか漬けやゴボウのみそ漬け、みそ汁(各160円)などのサイドメニュー、「玄米マドレーヌ」(210円)、「玄米ティラミス」、自家発酵の「豆乳フロマージュブラン」(320円)などのスイーツも。ケイトくんなどをデザインした缶バッジ(4種、200円~300円)などのオリジナルグッズもそろえる。ビーガンの店は「価格が高い店が多い」ことから、「低価格での提供を心掛けた」という。

 オープン後は10~30代前半を中心に来店があり、うち2割ほどが外国人だという。成井さんは「ビーガンじゃない方が多いこともうれしい」とし、「テークアウトなので忙しい方にも気軽に食べていただけるのでは。ファッションのように、食事のスタイルの一つとして選択肢に入れていただき、おしゃれなフードスタイルを楽しんでいただければ」と話す。今後は海外を含め、多店舗展開を視野に入れる。

 営業時間は11時~19時。火曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース