12月27日で閉店する原宿「TOKYO HIPSTERS CLUB（トーキョー・ヒップスターズ・クラブ）」（渋谷区神宮前6、TEL 03-5778-2081）で現在、Candle JUNE（キャンドル・ジュン）さん率いるELDNACS（エルドナックス）の企画展が開催されている。

階段壁面などを使ったMao Simmonsさんの作品

　大手アパレルメーカー「ワールド」（神戸市中央区）が2005年10月、アパレルや音楽、インテリアなどのショップとギャラリー、カフェが併設した複合コンセプトストアとしてオープンした同店。インテリアデザイナーのトム・ディクソンさんが建築・インテリアを手がけ、1階＝アパレルや本のセレクト販売を行うショップ、2階＝展覧会などを行うフリースペース、3階＝カフェ「CAFE LIBERTE」（TEL 03-5778-2083）を展開。

　閉店は「当社が展開する他のブランド（閉店時）と同様の理由なので特別な理由はない」（同社広報担当）とし、今後についても「未定」だというが、「CAFE LIBERTE」は引き続き営業する。

　最後となった同展のタイトルは「ELDNACS ART EXBITION～Candle JUNE ＆ Friends～」。キャンドル・ジュンさんのほか、水晶をギャラリーやイベント会場などに飾る活動などを行っているMARK ROCKSさん、毛糸や布・ひも状に用いて作品を作るKuristina culinaさん、絵描きMao Simmonsさんなど7人のアーティストが出品する。

　キャンドル・ジュンさんのハンドメードキャンドル（2,100円～）のほか、タトゥーデザイナー内山英雄さんのデザインブランド「Magical design」とのコラボレーションしたスカル型のキャンドル「Tibetan “dokurow”」（12万6，000円）、同型のキャンドルで100個限定のブラックシリーズ（1万1,500円）、タトゥーアーティストでアパレルブランド「LUZ（ルース）」デザイナーのJUN MATSUIさんとのコラボレーションキャンドル（1万9,800円）などを展示・販売。

　店頭でキャンドルを扱っているほか、過去にも企画展を開いた経緯から、キャンドル・ジュンさんと付き合いがあったという同店マネジャーの今井孝則さん。「最後にキャンドルで店に火をともしてほしかった」と同展を企画した。「5年間このプロジェクトを続けられたのは多くの方が協力してくださったから。当店だけではなく、東京からこのような店が少なくなってしまうことは残念。またいつか進化した形でできれば」。

　営業時間は12時～20時（27日は1階ショップ＝22時まで、3階カフェ＝18時まで）。