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恵比寿に香港発コンテンポラリーアートギャラリー、スイス人オーナー開く

香港発ギャラリー「ART STATEMENTS」の内観(写真はオーナーのドミニク・ペレゴさん)

香港発ギャラリー「ART STATEMENTS」の内観(写真はオーナーのドミニク・ペレゴさん)

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 香港発のコンテンポラリーアートギャラリー「ART STATEMENTS Tokyo ギャラリー」(渋谷区恵比寿南3、TEL 03-3712-7780)が11月20日、恵比寿にオープンした。

ギャラリー内には天野喜孝さんの作品が並ぶ

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 スイス国籍を持つオーナーのドミニク・ペレゴさんは1972年フランス生まれ。幼少のころから両親の「美術好き」に影響され、20代に入ると自身でもコンテンポラリーアートを集め始めたという。銀行員として働いていたが、2003年に退職。同年10月、香港に「ART STATEMENTS HONG KONG」をオープンした。「アメリカやヨーロッパはある程度アートが浸透しているが、アジアはまだこれから」とアジア圏での出店にこだわる。

 今回、「中国でのギャラリービジネスにある程度リミットが見えた」と2店舗目の出店を決意。「近代的でありエキサイティング、多くのカルチャーがあり、人が多い」などの理由から、出店場所に日本を選んだ。

 場所は、駒沢通りから1本入ったビルの2階・3階で、広さは約180平方メートル。オープニング企画として現在、アニメ「ガッチャマン」「みなしごハッチ」などのキャラクター設定や、ゲーム「ファイナルファンタジー」のキャラクター設定・ビジュアルコンセプトデザインを手がけたことでも知られる天野喜孝さんの個展を開催。アルミニウム・パネル作品24点、キャンバス作品12点、モニュメント2点を展示する。

 作品は、アルミニウム・パネルに自動車用の塗料などで女性モチーフを描いた「Candy Girls」(8種、各50×50センチ、各150万円)、アニメ「ガッチャマン」のキャラクターを描いた「Heroes」(4種、各50×50センチ、150万円)、「Flying High」(1.4×1メートル、300万円)、アクリル素材で作られたモニュメント「Cyborg Woman」(1.9×0.7×0.25メートル、200万円)など。入場無料。来年1月15日まで。

 「天野さんは漫画やアニメのイメージが強いかもしれないが、美術家であるということを理解してもらいたい」とペレゴさん。ギャラリーについては「ハイクオリティーでインターナショナルなギャラリーにしたい」と話す。今後は著名アーティストと若手アーティストの個展を交互に開催し「若手アーティストの知名度を上げていくことができれば」とも。

 営業時間は12時~19時。月曜定休。

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