表参道で「岡崎」の伝統産業展-和物を扱う4社が初の合同展開く

ガラ紡布にひなた染めを施した「本気布」

ガラ紡布にひなた染めを施した「本気布」

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 「弓矢」「和ろうそく」など愛知県岡崎市の伝統産業を紹介する企画展「四人展~おかざきの和物~」が9月17日より、表参道の中小企業基盤整備機構アンテナショップ「Rin(リン)」(港区北青山3、TEL 03-6418-7020)で開催される。

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 会場には、「磯部ろうそく店」「三浦太鼓店」「小山矢」「ファナビス」の4社が出品。各社は岡崎の「匠(たくみ)の技」の伝承と、その技を生かした「新たなもの作り」に挑戦することを目的に結成された「おかざき匠の会」(岡崎商工会議所内)のメンバーで、これまでイベントなどを通して地元の技術を紹介してきた。4社が合同展を企画するのは今回が初めての試み。

 出品数は計約300点。岡崎で300年続く和ろうそくの老舗「磯部ろうそく」は、国産品の原材料を使って作る独特の「温かみ」が特徴の和ろうそくを紹介。和太鼓を出展する「三浦太鼓店」は、太鼓を制作する店主自らが演奏し、和太鼓の魅力を広く発信する。

 「ガラ紡」の糸作りから織布、バッグや帽子などの製品までを一貫して企画・製造・販売している「ファナビス」は、「本気布(まじぎれ)」と称し、ガラ紡で織った生地をひなた染めしたオリジナル布を使うバッグ類を中心に出展。同館1階のショップでは、同布の企画展も併催(9月14日~27日)している。

 ファナビスの稲垣光威社長は「岡崎の伝統産業を知ることで、日本のものづくりの輪郭を浮き彫りにしてもらえれば」と期待を寄せる。

 営業時間は11時~17時。入場無料。今月19日まで。

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