外苑前にインテリア・食品雑貨店「ドワネル」-下馬の北欧雑貨店が新店

フロア内に段差を付けた店内。ベルギーやスイスなどのギャラリーをイメージした

フロア内に段差を付けた店内。ベルギーやスイスなどのギャラリーをイメージした

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 外苑前駅近くに7月10日、インテリア・食品雑貨店「doiel(ドワネル)」(港区北青山3、TEL 03-3470-5007)がオープンした。経営は欧州インテリア商品の輸入・卸・小売りなどを手がけるビオトープ(同)。

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 同社は2003年3月に北欧のビンテージを中心に扱うショップとして下馬に「biotope(ビオトープ)」(世田谷区)をオープン。今回、ワインや食品も「プロダクト」ととらえ陶芸作品などと同様に取り扱う「既存にはないインテリアショップを作りたい」(社長の築地雅人さん)と新店開設を決めた。ビオトープの営業は9月下旬で終了し、同店2階に移転する。

 築地さんは「アクセスが良く、カルチャーに敏感で『いい物』が分かる人たちが集まり、都心の割にローカリティーを感じる」と外苑前への出店を決めた。今後は「ビオトープ」の顧客や近隣ショップの人などの「交流の場」になり、「面白いことが生み出されるようなつながり」にも期待する。

 店名は、フランスの映画監督フランソワ・トリュフォーの作品「大人は判ってくれない」の主人公アントワーヌ・ドワネルから命名。店舗面積は48平方メートル。「ベルギーやスイスなどにありそうな」ギャラリーをイメージし、ファサードはガラス張りにしたほか、エントランスはドイツの建築家ミース・ファンデル・ローエさんの「自邸イメージに近付けた」という。店内は、エントランス付近と店舗奥を2つの空間に分けるよう段差を付け、エントランス近くはインテリアスペース、店舗奥は雑貨やグロッサリーなどを陳列する。

 ビオワインやドイツのインテリア、イタリア雑貨、グロッサリーなど「プロダクトとして成立する、最小単位で作られるアイテム」をコンセプトに、生産者と使う人の「距離感」「生産者の精神が感じられる」アイテムを取りそろえる。商品は、「Quartz(クオーツ)2007」(3,150円)や「Touraine Souvignon(トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン)」(2,415円)など、有機栽培のブドウのみを使い、防腐剤や亜硫酸を「極力」抑えて作ったフランス産のビオワインや、ドイツの家具メーカー「e15」の間伐材を使用したテーブルやいすなどのインテリア(15万7,500円~)など。

 オープン後、来店客の中心年齢層は30~40代が中心で、食べることや物など「暮らすことへのこだわりや自分の価値観を持っている方が多い」という。「実際に購入していただくほか、来店されるごとにアイテムの情報を持って帰っていただける店になれれば」と話す。

 営業時間は13時~21時。水曜定休。

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