渋谷にギャラリー、バーなどの複合空間「サンデー イシュー」、古書コーナーも

オープニング企画「BEGINNING! BEGINNING! 展」を展開しているギャラリースペース

オープニング企画「BEGINNING! BEGINNING! 展」を展開しているギャラリースペース

  • 0

  •  

 渋谷・宮下公園近くに7月15日、ギャラリースペースとラウンジバーの複合空間「SUNDAY ISSUE(サンデー イシュー)」(渋谷区渋谷1、TEL 03-3797-1288)がオープンした。経営はパーティカンパニー(同)。

エントランス近くのラウンジバー

[広告]

 個人向けホスティングサービスなどを手がける「paperboy&co.(ペーパーボーイアンドコー)」(桜丘町)の創業者、家入一真さんが、カフェ・レストラン事業、アート・文化事業などを複合的に手がける企業として4月に設立した同社。先月29日には、宇田川町に和食ダイニング&バー「宇田川コロニー」をオープンしたばかり。

 同社内で「アートに接することができるギャラリーのような機能を持った場所を作りたい」という企画が持ち上がった際、家入さんと同社ディレクターの太田メグさんが「生活の中で、自分を豊かにしてくれると思うものを一緒に体感できる場所があれば」と考えた。店内は主に「アートに触れ、新しい視点を養うことができる」アートギャラリーと、「古書が並ぶ本棚から新しい興味の発見や知識を吸収できる」ブックコーナー、「お酒が飲めて、集まる人々の社交場になる」ラウンジバーで構成する。

 店名の「サンデー イシュー(新聞の日曜日版)」は、「文化的な関心ごとが集まる場所でありながら、のびやかな雰囲気が感じられる空間でありたい」という思いから命名。店舗面積は28坪。席数はハイチェア10席、3人がけのソファ1脚、ベンチシート4席の計17席。エントランス近くにラウンジバーを設け、ソフトドリンクやシャンパンワイン、ビールなどを提供する。

 店舗奥のブックコーナーでは、書籍の販売や企画など「本との出会いを演出」するユニット「book pic orchestra」がセレクションを担当。1,000冊ほどの古書を展示・販売する。中心価格は1,000円~2,000円。

 中央に位置するギャラリースペースでは現在、オープニング企画「BEGINNING! BEGINNING! 展」を開催。「はじまり」をテーマに、イラストレーターの白根ゆたんぽさん、書籍などの挿絵、CDジャケットなどを手がける作家・遠山敦さん、イラストレーターのNoritakeさんら26人が手がけた20センチ×20センチサイズのキャンバス作品60点以上を展示する。映像インスタレーションは映像作家の山口崇司さんによるもの。

 参加キュレーターは、同社・太田さんをはじめ、デザイン・エディトリアルなどを手がける東京ピストルの草ナギ洋平さん、料理ユニット「南風食堂」の三原寛子さん、クリエーティブポータルサイト「HITS PAPER」の佐々木新さんら7人。太田さんは「渋谷の若い方から文化的なものを好きな方など幅広い世代の人が集まり、アートを見ながらゆっくり過ごしていただければ」と話す。8月13日まで。

 同じフロア内には同社がヘッドオフィスを構えているほか、ミーティングルームなどを備えたシェアオフィス「partyground」も開設。42坪のオフィス内に固定席=20席、オープンデスク=10席を用意する。賃料は、固定席=5万円~、オープンデスク=2万5,000円~。7月1日から入居受け付けを開始し、飲食店経営を手がける東京トンテキ、インポートブランドのオンラインショップを展開するBuyselfなど10社が入居している。

 ギャラリーやオフィスがワンフロアに集まった空間について家入さんは「本拠地がほしかった。カフェ空間や集まってくれたアーティストや企業の人たちと一緒にコラボレーションしていければ」と抱負を語る。同1階には今月24日にカフェもオープンする予定。

 営業時間は、13時~24時(土曜・日曜・祝日は12時~19時)。月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース