渋谷・スペイン坂に「ぶっちぎり酒場」-レインズインターがFC展開へ

木目を基調に「平成版大衆居酒屋」をイメージした「ぶっちぎり酒場 スペイン坂店」の店内

木目を基調に「平成版大衆居酒屋」をイメージした「ぶっちぎり酒場 スペイン坂店」の店内

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 渋谷・宮益坂に昨年12月にオープンした居酒屋「ぶっちぎり酒場」のフランチャイズ(FC)1号店となる「ぶっちぎり酒場 渋谷スペイン坂店」(渋谷区宇田川町、TEL 03-5728-4139)が6月30日、渋谷・スペイン坂にオープンした。経営はホテル運営や飲食店経営などを手がける聚楽(文京区)。

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 ぶっちぎり酒場は、「土間土間」「かまどか」などの飲食店を展開するレインズインターナショナル(港区)の新業態店。「うまくて安い平成版大衆酒場」がコンセプトで、105円~399円というメニューの「低価格」が売り。宮益坂店の現在の客層は「20代後半~30代のサラリーマンやOLが中心」だという。

 スペイン坂店の店舗面積は40坪で、席数は90席を用意。木目を基調とした店内は、「平成版大衆居酒屋」をコンセプトに仕上げた。メニューは「ホルモン串」「牛串焼き上カルビ」などの串焼き(各294円)や「ちゃんじゃ」(189円)、「大根サラダ」(399円)などの一品料理など。ドリンクも、ビールやサワー、焼酎、ウイスキーなどを199円~399円で提供する。

 当初は、2010年度中に直営5店舗を出店し、ビジネスモデル上の検証と改善を行った上で、2011年夏からFC加盟店の募集を開始する計画だった同社。しかしオープン以降、宮益坂店の平均月商が当初想定していた720万円を超える960万円であることからFC化を検討。「安定した収益を出している」「消費が低価格志向にシフトしている現状はブランド認知と拡大に好機」ととらえ、FC加盟店募集を決めた。

 聚楽常務取締役の尾関秀司さんは「今のご時世、市場は低価格を求めている。ただの低価格帯居酒屋では求心力に乏しいが、『ぶっちぎり酒場』は3種の価格帯で高品質な料理を提供している。お客さまにとって高付加価値であれば価格帯に縛られることなく高価格帯の商品も投入できる可能性があるので、息の長い営業ができる業態だと考えた」と話す。「スペイン坂入口ということもあり、20代の若い男女が多い。FC1号店なので、後進のお手本のとなるような店にしていきたい」と意欲をみせる。

 営業時間は16時~翌5時。レインズインターナショナルは2010年末までに、首都圏主要駅を中心に65店舗の展開を見込む。

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