表参道ヒルズにリサイクルショップ「パス ザ バトン」-NIGOさんのコーナーも

有名人が出品したリサイクル商品や衣類のリメーク品などをそろえる店内の様子

有名人が出品したリサイクル商品や衣類のリメーク品などをそろえる店内の様子

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 「Soup Stock TOKYO」などを展開するスマイルズ(目黒区中目黒1)は4月28日、表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)西館地下2階にリサイクルショップ「PASS THE BATON OMOTESANDO(パス ザ バトン表参道)」(TEL 03-6447-0707)をオープンした。

NIGOさん出品の品を集積した「NIGOLDEN STORE」

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 「パス ザ バトン」は、「誰にでもある思い出の品物や手に余っている品物など、物に形を変えた個人が持つそれぞれの文化や歴史を誰かに手渡していくことができる場所を作りたい」とスタートしたリサイクルショップ。昨年9月に丸の内ブリックスクエア(千代田区)内に1号店をオープンしたほか、同社のウェブショップで販売を行っている。

 同社広報担当の玉置純子さんは「もともと多店舗化する考えはあまりなかった。今回、表参道ヒルズ側からお話しをいただき、表参道エリアにいらっしゃる感度の高い方やクリエーターにも(当店の思いを)提案していこうと出店を決めた」と話す。

 店舗面積は約78坪。1号店同様インテリアデザイナーの片山正通さんが手がけた店内は、「スマートモダン」をコンセプトに、壁面は白を基調に仕上げたほかアンティークの食器棚などを什器に使用。店内にはギャラリーも併設するほか、本や食器、置物などをセットにして販売する「盆中」コーナー、NIGOさんの「プライベートコレクション」などを集積するコーナー「NIGOLDEN STORE」も設けた。同コーナーの陳列はNIGOさん自らが手がけたという。

 これまで、著名人や文化人の品のみを扱っていたが、同店では一般からのリサイクル品を受け付けるスペース「PASS COUNTER」も開設。他の商品同様、出品者の顔写真やプロフィールも明示したうえで、店頭やウェブショップで販売する。

 「Recycle」「Remake」「Rethink」「Relight」の視点で、メーカーとのコラボ商品や国内外で仕入れたセレクト商品などを扱う同店。商品例は、ユナイテッドアローズの上級顧問でクリエーティブ・アドバイザーの栗野宏文さんの私物や、シアタープロダクツの洋服の生地をリメークして作ったシュシュ(1,680円)、仏エシレのバターバスケットをリメークした照明、デッドストックのティーカップなどと、パン店「ブーランジェリー・アー」(千代田区)のラスクをセットにした「ラスクセット」(1,470円)、「DEAN & DELUCA」のトートバッグをリメークしたリバーシブルエコバッグ(小=1,890円、大=2,310円)、NIGOさんが集めた「アンティークのシャンプーボトル」(各種5,500円)、NIGOさんが実際に使用していたスニーカー(7万円~10万円)ほか。

 玉置さんは「丸の内店は土地柄年配の方などが多いが、当店では20~30代の若い方に当店の思いを提案していきたい。(当店に並ぶ商品を見て)自分の持っているものの価値を再発見する場として利用いただいてもいいのでは」と話す。「ファッションは、シーズン感や旬があるが、そこを飛び越えたところにある価値の魅力を提案していきたい」とも。

 場所はインテリア・雑貨セレクト店「idea Flames」跡。営業時間は11時~21時(日曜・祝日は20時まで)。

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