渋谷で韓国インディーズ・アニメ上映会-若手作家の32作品一挙に

昨年のインディ・アニフェスト大賞受賞作「ティ・ティリブーのマンディンさん」(2008年、ホン・ハクスン監督)

昨年のインディ・アニフェスト大賞受賞作「ティ・ティリブーのマンディンさん」(2008年、ホン・ハクスン監督)

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 韓国インディーズ・アニメの若手作家を一堂に集めた上映会「花開くコリア・アニメーション」が4月10日・11日、渋谷「アップリンク・ファクトリー」(渋谷区宇田川町、TEL 03-6825-5502)で開催される。主催は韓国インディペンデント・アニメーション協会(以下、KIAFA)。

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 上映作は、昨年のインディーズ・アニメーション・フェスティバル「Indie-AniFes(インディ・アニフェスト)」応募作を中心に構成。2005年から毎年開催される同フェスは、韓国唯一のインディーズアニメフェスとして一般・学生らからの応募を受け付け、若手作家に作品発表の場を与えてきた。

 「韓国にはアニメーション専攻の大学・高校もあり、アニメの制作教育が盛ん」と同上映会広報担当の田中恵美さん。会場では卒業制作作品などの同フェス出品・受賞作に加え、過去受賞歴を持つアニメーション作家の作品を、「青春白書」(11作品)、「グロテスク・シアター」(9作品)、「銀幕のパレット」(12作品)の3部構成で上映する。

 10日には、日本アニメーション学会の横田正大会長とカンヌ映画祭のコンペにも招待された「Dust Kid」のチョン・ユミ監督を招いた座談会を開催(18時20分~)。翌11日には、イラストからアニメーションまでの幅広い分野で活躍するホン・ハクスンさんが来日し、上映終了後にトークイベントを開く(15時~)。

 「最近の韓国アート・アニメでは、高いCG技術に加えてクレイ・アニメなどあえてアナログ的な技法を使うなど、表現が多様化している」と田中さん。「自己の内面や心理表現、社会的なテーマなどを作中に上手に取り込んでいる作品が多い」とも。

 入場料は1回券=1,000円、3回券=2,400円。今月23日まで。今後、大阪会場=「PLANET+」(4月17日~23日)、名古屋会場「愛知芸術文化センター アートスペース」(同24日)で巡回開催する。

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