恵比寿西口に地中海大衆酒場「恵比寿フィッシュセンター」-4店舗出店

恵比寿西口にオープンした「EBISU FISH CENTER」。「地中海諸国の市場」をコンセプトに4店舗が出店する

恵比寿西口にオープンした「EBISU FISH CENTER」。「地中海諸国の市場」をコンセプトに4店舗が出店する

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 恵比寿西口近くに2月16日、地中海大衆酒場「EBISU FISH CENTER(恵比寿フィッシュセンター)」(渋谷区恵比寿南1)がオープンした。運営は飲食店のプロデュースや設計、経営などを手がけるスパイスワークス(千代田区)。

にぎわいをみせる魚介フライパン料理「CHICHUKAI-UOMARU」

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 「神田ミートセンター」(昨年5月)、「品川魚貝センター」(同年12月)に続く3店舗目となる同業態。両店に続き、浜倉的商店製作所(新宿区)の浜倉好宣社長がプロデュースを手がけた。

 店舗面積は35坪で、席数は110席を用意。「地中海=海」をコンセプトにしている同店。ファサードを透明のビニールにすることで店内のにぎわい感を外に伝えるほか、照明は裸電球などを使い「温かみ」を演出。新しい鉄をあえてさびているように見せるなど、エージング処理を施した。

 今回は4店舗が出店。浜倉さんが出店する魚介フライパン料理「恵比寿CHICHUKAI-UOMARU」(TEL 03-5794-0178)は、「鮪のカマ!香草パン粉焼き」(990円)や「魚貝のフライパン浜焼」(290円~)など、「フライパンを使った浜焼きスタイル」を中心とした料理を提供するほか、「ウニとイクラのカクテル」(990円)や量り売りの「オリジナル無添加生ワイングラス」(各種599円)などもそろえる。

 薫製料理がメーンの「fantastico!(ファンタスティコ!)」(TEL 03-5794-8150)は、恵比寿東口「恵比寿横丁」(恵比寿1)に牛タン居酒屋「デコヒラ」を出店している会社の新業態店。イタリアンをベースに、全メニューを「そのままで食べる」ことも、薫製にして食べることもできる。

 イタリア料理店「ALL BLUE」(TEL 03-5794-8383)は、イタリアン「Bisogno(ビゾーニョ)」(恵比寿1)、和ダイニング「庵狐(あんこ)」などを手がけるスタジオニーズ(品川区)が出店。「アクアパッツア」(1人前800円)や「鮮魚グリル」(600円~)のほか、スプマンテ(490円~)、グラスワイン(490円~)などを提供する。

 「スペインバル ガポス」(恵比寿西1)のオーナーが新規出店するのは「地中海バルクアトロ」(TEL 03-3714-9196)。塩タラとジャガイモのコロッケ「ブニュエロ」(480円)やオリーブに白身魚を詰めて揚げた「アスコラーナ」(580円)、「ブルケッタ各種」(380円~480円)、「地中海パスタ」(680円~)などのカスエラ料理を中心に、「地中海サングリア」(490円~)などを提供する。

 恵比寿フィッシュセンター全体のメーンターゲットは30~40代のサラリーマンやOL。各店とも3,000円の客単価を見込む。

 浜倉さんは「地中海諸国の市場をコンセプトにした大衆酒場。築地から届く新鮮な業界をメーンに扱う4店舗が集積しているので、その時の気分で調理法によって店を選んでいただけるスタイル。不況下にあり、暗くなりがちな街の雰囲気を当店から少しでも明るく、楽しく変えることができれば」とコメントする。

 「恵比寿という街の中で、たまり場のような場所になれれば。当店で料理を食べて、明日も頑張ろうと思っていただければ」とスパイスワークス広報担当者。

 営業時間は17時~翌5時(日曜・祝日は24時まで)。

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