代々木公園で「ゴミ拾いをスポーツとして楽しむ」エコイベント-人工雪も

代々木公園周辺で「I LOVE SNOW エコ・アクション」が開催。会場では参加者による人文字も。© I LOVE SNOW キャンペーン

代々木公園周辺で「I LOVE SNOW エコ・アクション」が開催。会場では参加者による人文字も。© I LOVE SNOW キャンペーン

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 代々木公園イベント広場で1月11日、ゴミ拾いをスポーツとして楽しむエコイベント「I LOVE SNOW エコ・アクション」が開催された。

集められたゴミの山

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 全日本スキー連盟(渋谷区)が、スノースポーツを通した社会貢献を目指して2005年から展開するキャンペーン企画の5回目となる同イベント。「日本スポーツゴミ拾い連盟」とコラボレーションし、一般公募などで集まった約300人が参加。32チーム対抗で制限時間45分以内に決められたエリアのゴミを拾い、ゴミの重さと種類で得点の高さを競い合った。

 代々木公園内や周辺道路などから集まったゴミの総重量は312.03キロに。植え込みの足元やイベント広場地面などに多くのゴミが落ちており、タバコの吸い殻や空き箱、ペットボトルなどのゴミが目立った。中にはダンボールや鉄のプレート、30センチ程のコンクリート柱なども。

 ゴミ拾いの後、授賞式が行われた。優勝した会社員チーム「ウッズ」のメンバーは、勝因について、「携帯電話など、みんなが避けるようなゴミを多く拾ったこと」と話す。「今後は自分たちもゴミを捨てないように気を付けたい」とも。

 武蔵野大学に通う男子学生は「環境学部で勉強していて今回のイベントに興味を持った。ゴミを拾うことも、スポーツになることで熱が入った」と楽しんだ様子。2位となった会社員チーム「今夜はビートイット!」では、「カイロや割りばし、ティッシュなどに加えて、ゴミ袋がそのまま落ちていて驚いた。最終的には45リットルの袋が7~8個になった」と振り返った。

 会場では、降雪機を使って20トンの氷から10×20メートルの雪面を特設。参加者全員が雪面で「I LOVE SNOW エコ・アクション」の人文字を描き、スノースポーツを通したエコをアピールした。

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