恵比寿で「バイシクル・フィルム・フェス」―世界の自転車映画36作品一堂に

「BICYCLE FILM FESTIVAL」が今年で5周年。ドキュメンタリーからアニメまで36作品の自転車映画を一挙上映

「BICYCLE FILM FESTIVAL」が今年で5周年。ドキュメンタリーからアニメまで36作品の自転車映画を一挙上映

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 映画を通して自転車の素晴らしさを紹介する映画祭「BICYCLE FILM FESTIVAL(バイシクル フィルム フェスティバル、BFF)」が11月20日~22日、恵比寿「SPAZIO」(渋谷区恵比寿南2、TEL 03-5725-4240)をメーン会場に開催される。

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 同イベントは2001年にニューヨークで初開催以来、今年で9周年を迎える「自転車」専門の映画祭。今年はパリやロンドン、シドニーなど世界の39都市を約半年をかけて巡回しながら、自転車をテーマやモチーフにしたプロ作品から公募作品までさまざまな作品を紹介している。日本での開催は5年目。

 今年は、ドキュメンタリーから短編アニメまでの36作品を8プログラムで構成。エジプトから南アフリカまでを4カ月かけて縦断する世界最長の自転車レース「ツール・ド・アフリカ」を追った「Where Are You Go」(カナダ、Benny Zenga/Brian Vernor監督、21日=プログラム3、16時~/22日=プログラム5、12時~)、NYの自転車タクシー産業をタクシーや行政との関係から伝える社会派ドキュメンタリー「The Third Wheel」(アメリカ、Brian Schoenfelder監督、21日=プログラム1、12時~)、イタリアの名フレーム職人ジョバンニ・ペリッゾーリの人生を追う「ANIMA D'ACCIAIO(SOUL OF STEEL)」(アメリカ/イタリア、Daniel Leeb監督、21日=プログラム4、18時~/22日=プログラム7、16時~)など世界を舞台にした作品を上映する。

 日本からは、「BICYCLE PARTS BUTTERFLY」(Daisuke To監督、21日18時~)などが出品。To監督はBFF東京の運営にも携わっており、初開催となった2005年から毎年自転車作品を応募してきた。今回は、テレビ番組「ピタゴラスイッチ」などで知られるからくり装置「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」をすべて自転車パーツで制作。全長25メートルに及ぶ巨大装置の連鎖運動を上映する。

 関連イベントでは、BMXパフォーマンスやDJプレイなどを行うオープニング・パーティー(20日、会場=代官山Combine)を皮切りに、21日・22日には自転車関連グッズの展示・販売イベント「BYCYCLE GOODS FESTIVAL」(同=恵比寿SPAZIO)を併催。最終日にはピストバイクやBMXのバニーホップ(飛び越え)大会やミニ自転車のレースなどから成る自転車イベント「BFF Block Party」(同=駒沢公園、12時~17時)で締めくくる。

 BFFについて、東京事務局広報担当の中村(KaO)さんは「映画・音楽・アートを通して自転車カルチャーを浸透させていくことを目指してスタートした。5年目を迎えて、東京や世界での自転車シーンの盛り上りの一助となって来たことを自負している」と振り返り、「今回も、交通手段にとどまらない広い意味での『自転車』を楽しんでもらえれば」と意気込む。

 映画鑑賞料(当日)は1プログラム=1,100円、パスポート3,500円。

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