酒・たばこで一服する情景を作品に-渋谷でイラストーター170人の企画展

安西水丸さんの作品には、「酒」「たばこ」のほかに「スノードーム」なども。

安西水丸さんの作品には、「酒」「たばこ」のほかに「スノードーム」なども。

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 たばこと塩の博物館(渋谷区神南1、TEL 03-3476-2041)は6月6日より、たばこや酒などの嗜好(しこう)品をモチーフにした170人の作品展「イラストレーター170人が描く『わたしの句読点』」を開催する。主催は同館と東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)。

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 1988年に発足したTISは、イラストレーションの発展を目指して展覧会や公募などを開催しており、安西水丸さんが理事長兼事務局長を務め、200人以上の会員がいる。

 「酒、たばこ、コーヒー、お茶」をモチーフに、日常生活で「ひと息」つく情景をテーマにした同展では、TIS会員が新作イラストを出品。漫画「東京ゾンビ」(青林工芸舎、1999年)作者の花くまゆうさくさんは「工員の一服」と題し、漫画の登場人物を思わせるアフロヘアーの作業員が、休憩時間にたばこをくわえる姿を表現。ハンドソープ「キレイキレイ」(ライオン)のキャラクターイラストで知られる上田三根子さんは「SPODEのマグカップ」と題し、部屋でコーヒーを飲みくつろぐ女性の姿を描いた。ほかにも、宇野亜喜良さん、和田誠さん、ごとうえみこさんら、多彩なイラストレーター170人の作品が一堂に並ぶ。

 今月14日には、安西さん、宇野さん、和田さんがトークイベントに登壇し、「イラストレーターの時代」をテーマに対談を行う。28日には、井筒啓之さん、南伸坊さんらが「生活の句読点」をテーマに対談を予定。いずれも14時~。

 開館時間は10時~18時。月曜休館。入場料は、大人=100円、小・中・高校生=50円ほか。7月5日まで。

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