仏パフォーマンス集団の伝説的公演を追った映画-渋谷で限定上映

ドキュメンタリーでは、巨大マリオネットが町を練り歩く公演の様子に迫る(写真=「巨人の神話」より)

ドキュメンタリーでは、巨大マリオネットが町を練り歩く公演の様子に迫る(写真=「巨人の神話」より)

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 渋谷「アップリンク・ファクトリー」(渋谷区宇田川町、TEL 03-6825-5502)は6月1日・2日、仏パフォーマンス集団「ロワイヤル・ド・リュクス」の公演を追ったドキュメンタリー2作品の上映イベントを開催する。

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 同集団は1979年、主宰者のジャン=リュック・クールクーさんが南仏・エクサンプロバンスで設立。動物や巨人などをモチーフにした巨大な機械を動かし、数日間にわたり街中を練り歩きながらストーリーを展開するなど、壮大なストリートパフォーマンスで知られ、ヨーロッパやラテンアメリカ、アフリカ、ソ連など各国で公演を展開。アート集団「ラ・マシン」の芸術監督としても知られるフランソワ・ドゥラロジエールさんが手掛けるマリオネットは、先月開幕した横浜開港150周年記念イベント「開国博Y150」のプレイベントでも公開されている。

 上映イベントは、同集団の代表作「巨人の神話」「スルタンの象と少女」を追った同名ドキュメンタリー2作品の日本版DVD発売記念企画。「巨人の神話」は、1993 年~2001年に公演を行った「巨人」を主人公とする一連のパフォーマンスをまとめた作品。同集団のパフォーマンスの「目玉」となるマリオネットは、人形の巨大さだけでなく、まばたきや首をかしげるなどの叙情的なしぐさも魅力の一つ。巨人がフランス北西部ル・アーブルに誕生し、足を失いながらもアフリカで出産、フランスに戻って来る5つのエピソードで構成される。

 「スルタンの象と少女」は、ロケットに乗った少女が地上に降り立ち、象に乗った王・スルタンが少女に会いに来るストーリー。2006年、フランスで4日間にわたり上演された同名公演を記録した。会場では2作品を連続上映。入場料は1,000円。上映は各日19時30分~(19時開場)。

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