渋谷に立ち飲み「ファイト酒場」-店長は元僧侶、元気接客ウリに

芋焼酎の銘柄が並ぶ「昭和風」の店内。「僧侶」の資格を持つ店長の指導で、スタッフの明るい接客がウリ

芋焼酎の銘柄が並ぶ「昭和風」の店内。「僧侶」の資格を持つ店長の指導で、スタッフの明るい接客がウリ

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 外食事業などを手掛けるベンチャーバンク(渋谷区渋谷2)は10月14日、芋焼酎をメーンに提供する立ち飲み店「ファイト酒場 渋谷店」(渋谷1、TEL 03-5778-5963)を、宮益坂上交差点近くの路面にオープンした。

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 1990年に設立された同社は、ウエディング事業や化粧品のネット販売などの事業を展開、今年8月に外食事業に参入した。神田に1号店となる立ち飲み店「ファイト酒場」(千代田区)を開店、渋谷店は同業態の2号店となる。

 店には、カウンターに焼酎各種を並べ、壁面や天井にはポスターなどを貼り、70年代を意識した「昭和」の雰囲気を出す。路面側の壁面は開放式のガラス戸に。スタンディングで約40人を収容。店舗面積は19坪。

 藤田貴道店長は、「僧侶」の資格を持ち、仏教の教え「無財の七施(しちせ)」に習った「明るい」接客を心掛けているという。寺の二男として生まれた藤田店長は、大学在学中に僧侶の資格を取り法事などを行ってきたが、アルバイトで経験した飲食業界に「心を奪われ」(藤田店長)、同社の飲食事業に飛び込んだ。「お客様に元気を与えるような接客を心がけている。気分良く帰ってもらいたい」(同)と意気込む。店名の「ファイト」をキーワードに、スタッフは客の退店時「あしたもファイト」と声を掛けている。

 主力の芋焼酎は、蒸留したばかりで時間を置いていない「新焼酎」(600円)をはじめ、1カ月に480本のみ生産する鹿児島の「珍多羅(ちんたら)」(1,000円)、芋の甘さやコクが味わえる「佐藤 黒麹」(800円)などを取りそろえる。焼酎はほかに、牛乳を使った熊本県の焼酎「牧場の夢」(550円)や北海道のハッカの焼酎「はっかない恋」(550円)、東京・八丈島の焼酎「情け嶋」(400円)など一風変わった銘柄も。計約60種類を提供する。

 フードは、一品料理を中心に約30種類を用意。チーズにみその風味を加えた「クリームチーズの西京味噌漬け」(350円)や、島唐辛子などを具材にした同店オリジナルの「ファイト餃子」(250円~)など。客単価は1,500円。ランチでは、海鮮どんぶりやうどんなどを提供する。ターゲットは20~50代のビジネスマン。

 営業時間は17時~24時(ランチは11時30分~14時)。

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