外苑前で「傘骨」インスタレーション-天井から20本以上のむき出し傘

「傘骨」を使ったアーティスト飯田純久さんによるインスタレーションの様子

「傘骨」を使ったアーティスト飯田純久さんによるインスタレーションの様子

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 7月11日にオープンした外苑前のギャラリー「omohgallery(オモギャラリー)」(渋谷区神宮前3、TEL 03-5775-2148)で、アーティスト飯田純久さんによるオープニング展「傘骨 -Grave of umbrella-」が開催されている。

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 「ワタリウム美術館」裏手にオープンした同ギャラリーは、ファッションブランド「YAB-YUM(ヤブヤム)」の店舗を改装し、従来売り場だった2階にオープン。1階には、クリエーターの作品を販売するショップ「homo faber(ホモファベル)」が入る。ヤブヤムが手掛ける新たなプロジェクトとして、今後両フロアを通じ、若手クリエーターの作品を紹介していく。

 今回、2階ギャラリーのオープニング展を手掛ける飯田さんは1981年生まれ。今年6月まで放映されていたテレビドラマ「おせん」で衣装小道具を担当、現在建築家の隈研吾さんと共同で美術展示会「ミラノトリエンナーレ」に向けた作品を制作するなど、活動の幅を広げる若手アーティスト。

 同展では、捨てられたビニール傘の傘骨を使ってインスタレーションを展開。会場には、20以上もの「むき出し」の状態になった傘骨がさまざまな高さで天井からつるされた不思議な光景が広がっている。壁面には飯田さんの友人が撮影したという傘骨の写真プリントなども展示した。

 ショップとして営業する1階では、同ブランドのデザイナー、パトリック・ライアンさんが講師を務める武蔵野美術大学の卒業生9人の作品を販売していく。「手作り」をテーマに、ハンドメードのパンツやバッグ、人形など「一点物」の商品を中心に扱い、運営も卒業生らが自ら行う。手作り感を出すため店内の壁や床なども手掛けた。ショップでは飯田さんが制作したオリジナルの日傘も期間限定で販売。

 営業時間は12時~20時。月曜定休。入場無料。オープニング展は8月3日まで。

オモギャラリーアミューズ、恵比寿「ナディッフ」内に現代アートギャラリー(シブヤ経済新聞)青山・キラー通りに「サスティナブル」がコンセプトの新ギャラリー(シブヤ経済新聞)

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