「ピンク・フロイド」が音楽を担当、幻の映画が日本初公開

映画「ラ・ヴァレ」(1972年、バーベット・シュローダー監督)より

映画「ラ・ヴァレ」(1972年、バーベット・シュローダー監督)より

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 英ロックバンド、ピンク・フロイドが音楽を手がけ、バーベット・シュローダー監督の長編第2作となった幻の映画「ラ・ヴァレ」(1972年)が、公開から35年の時を経て日本初公開される。

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 60年代、仏ヌーベル・バーグの旗手として活躍した巨匠ジャン・リュック・ゴダールらに師事するかたちで頭角を現した同監督は、1970年に初の長編映画「モア」で監督デビュー。同作では地中海イビサ島を舞台に、60年代後半に盛り上がったサイケデリック・カルチャーを退廃的に描き、その楽曲も注目された。

 起用したのは、当時全英トップチャートにも顔を出すようになっていた人気ロックバンド、ピンク・フロイド。サウンドトラックとしても発売された一連の楽曲は、照りつける太陽と海の中で破滅に向かうカップルの姿を、美しいサウンドで幻想的に描き出した。シュローダー監督は続く2作目でも同バンドを立て続けに起用。

 第2作「ラ・ヴァレ」は処女作とは対称的に、パプア・ニューギニアの奥地を舞台にブルジョワ階級の主人公が未開の地を目指しながら精神を解放していくストーリー。アート系ミニシアター「シアター・イメージフォーラム」(渋谷区渋谷2、TEL 03-5766-0114)では11月3日より、日本未公開となっていた同作のレイトショー公開に踏み切る。

 配給を手がけるのは、ゴダール監督の「小さな兵隊」(1960年)やチェコのアニメーション映画「悪魔の発明」(1959年)などのヒット作で知られる映画配給会社「日本スカイウェイ(NSW)」(港区南青山7)。劇中では映画の世界観とマッチしたピンク・フロイドによる「魔性」のメロディーも印象的。

 同館では公開に先駆け、10月27日より処女作「モア」も限定公開する。当日料金は両作品ともに、一般・学生=1,500円、シニア=1,000円。

日本スカイウェイ

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