表参道ヒルズでブラジル・ファッションショー、日本市場にPR

28日夜、表参道ヒルズで行われたブラジルブランド「イザベラ・カペト」のショーの様子

28日夜、表参道ヒルズで行われたブラジルブランド「イザベラ・カペト」のショーの様子

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 表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)本館地下3階スペース・オーで8月28日、ファッションイベント「BRASIL FASHION NOW(ブラジル ファッション ナウ)」が開幕し、初日を迎えた同日夜「ブラジル発」ブランドによる2008年春夏コレクションのランウェイショーが披露された。

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 イベントは、アペックス・ブラジル(ブラジル貿易振興局)主催。最新のブラジルファッションを日本向けに紹介する目的で「ブラジル ファッションデザイナー協会」など4つのファッション団体が企業やデザイナーに参加を呼びかけ実現したもの。開催にあたり在日ブラジル大使館が全面協力。初日のファッションショーには2ブランドが参加したほか、翌29日・30日と続く展示会にも20組以上のブランドが参加する。

 この日ショーに参加したのは、「ISABELA CAPETO(イザベラ・カペト)」と「RONALDO FRAGA(ロナルド・フラガ)」。2004年にサンパウロ・ファッションウィークに初参加、現在日本を含む世界18カ国に商品を卸す実力を持つ「イザベラ・カペト」の春夏コレクションは、淡いピンクのロマンティックなワンピースからスタート。細かい刺繍やボタン使いなど得意のハンドメードも随所に見られ、中盤からは赤や黄色、緑など情熱的な原色のアイテムも登場。個性的な柄やデザインを取り入れながらも、「リアルクローズ」を印象付ける着心地の良さそうな服が目立った。

 ブラジルの女性歌手による生ライブで始まった「ロナルド・フラガ」は、石畳を思わせる斬新なプリントのセットアップでスタート。続くルックでも幾何学模様や水玉のセットアップ、異素材や異なる柄を組み合わせた構築的なワンピースなどユニークなアイテムを次々と披露し、ショー後半ではコミックプリントやカセット柄などポップモチーフをあしらったワンピースが多く登場した。デザイナー(ブランドと同名)はニューヨークとロンドンの名門ファッション校で学んだ後、1996年に帰国。2001年にサンパウロ・ファッションウィークにデビューし、現在ブラジルに直営2店舗を持つ。

 29日と30日は、同会場で両ブランドを含む22ブランドが展示会を行う。靴・バッグブランドやジュエリーブランドも参加し、日本人関係者らに向けて商品をアピールする。展示会には公式ホームページで登録した人も入場できる。

 主催のブラジル貿易振興局によると、現在ブラジル国内のテキスタイル・アパレル産業は3万社を数え、雇用は約160万人と世界7位。1996年に正式発足したサンパウロ・ファッションウィークはパリ、ミラノなどの4大ファッションウィークに次ぐ5番目のファッションウィークに成長した。日本でも感度の高いセレクトショップなどのけん引により、ファッションにおけるブラジル製品の輸出量は2001年~2006年に約400%の発展を見せているという。

「BRASIL FASHION NOW」公式サイト

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