ミクシィ、「セカンドライフ」に新卒採用向けの仮想オフィス

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 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手のミクシィ(渋谷区道玄坂1)は、米リンデン・ラボ社が運営するネット上の3次元CG仮想世界「セカンドライフ」内に、2008年度の新卒採用情報などを掲載する仮想オフィスを開設すると発表した。

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 米国をはじめ各国で「新たなSNS」として注目を集めるセカンドライフは、3Dコンピューターグラフィックのバーチャル世界の中で分身キャラクターとなるデジタルボディー(アバター)を作り、オンライン上でゲームや他ユーザーとの会話を楽しんだり、商品や「土地」の売買、会合を開いたりできる仮想世界。サイト内で使われる仮想通貨「リンデン・ドル」は実際の通貨との交換も可能で、ネット上のさまざまなビジネスを通じ、日本円で年間1千万円以上の収入を手にするユーザーもいるという。現在サイトに日本語機能はないが、国内では今春中にも日本語版が実装するとみられる。

 ミクシィは、「(進取の物事に対する関心が高いとされる)アーリーアダプター層に向けて採用情報を提供する」(同社)として、3月1日~31日の期間限定でセカンドライフ上にバーチャルオフィスを開設。名称は「ミクシィ キャリア・インフォメーションセンター(仮称)」で、セカンドライフ内の「Japanese BUISINESS SIM」内に開設する。

 バーチャルオフィスでは、分身キャラクターとして「入室」した学生に向けてメッセージや採用過程フローチャートなどの新着情報を提供するほか、学生はオンライン上で同社スタッフとのコミュニケーションも可能だという。サイト内では学生からの質問も受け付ける。利用者には特典として、セカンドライフ内で使えるノベルティーアイテムを進呈し訪問を呼びかける。

 同社では、2008年に大学院、大学、高等専門学校の卒業を見込む学生を対象に「ウェブアプリケーション、検索エンジン、分散システムなどの技術研究に携わった経験のある人材」の採用を予定。2008年4月に30人の入社を見込んでいる。

ミクシィセカンドライフ

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