昭和の懐かしさ残す宿泊施設「銀杏荘」が閉館へ

文科省宿泊施設「銀杏荘」が閉館へ(写真=旧式建築に懐かしさが残る外観)

文科省宿泊施設「銀杏荘」が閉館へ(写真=旧式建築に懐かしさが残る外観)

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 昭和42年(1967年)に開設され文部科学省共済組合の渋谷合宿所として運営を続けてきた、青山「こどもの城」近くの「銀杏荘(いちょうそう)」(渋谷区渋谷1)が12月28日に閉鎖される。

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 昭和の懐かしさが残る旧式建築が渋谷周辺エリアでは稀少な存在となっていた同館は、青山にも近い好立地に位置することから、複合デザインイベント「デザインタイド」のサテライト会場(主催=ソニークリエイティブセンター)や「シブヤ大学」の講義にも使われた場所。

 建物自体は昭和20年代半ばに建設されたが、同42年より東京大学が運営に着手。地下1階・地上3階のビルには客室21室をはじめ、会議室や談話室、宴会場を備え、これらの設備を一般にも開放していた。施設閉鎖について文科省共済組合は、建物の老朽化が主な原因としている。(写真=閉鎖が決まった「銀杏荘」外観)

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