こま撮りアニメ「こまねこ」が長編映画に-渋谷で先行公開

こま撮りアニメ「こまねこ」が長編作に© TYO/dwarf・こまねこフィルムパートナーズ

こま撮りアニメ「こまねこ」が長編作に© TYO/dwarf・こまねこフィルムパートナーズ

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 ミニシアター「シネマライズ」(渋谷区宇田川町、TEL 03-3464-0051)で1年以上に渡り上映されてきたこま撮り人形アニメーション「こまねこ」が初の長編作となり、12月9日より同館で先行公開されている。

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 ぬいぐるみ特有の質感と愛らしい表情が特徴の「こまねこ」は、NHKキャラクター「どーもくん」のスタッフチームが生み出した猫キャラクター。CMやアニメーションなどの制作過程を追う企画展「過程を見せる展覧会。絵コンテの宇宙-イメージの誕生」(2003年、会場=東京都写真美術館)での発表を機に、2004年2月から短編アニメとして、シネマライズの本編上映前などの時間に上映されてきた。

 1コマ=24分の1秒のコマを1カットずつ撮影していく手法は、「こま撮り」と呼ばれる手の込んだ作業。カットごとに人形やセットを動かすため、1日で撮影できる映像はわずか数秒だという。初の長編作となった「こま撮りえいが こまねこ」では、「どーもくん」の生みの親でもある合田経郎監督が指揮を執り、5つのストーリーを撮り下ろした。

 物語は、自らもこま撮りに挑戦するこまねこを描いた「はじめのいっぽ」、8ミリカメラの練習をする「カメラのれんしゅう」、友達「いぬ子」との友情を描く「ほんとうのともだち」など。テーマソングは、フレンチ・ロリータの「新星」として注目されるパリ出身のSolita(ソリタ)さんが担当した。

 シネマライズでは、全国の公開に先立ち同作を単館上映するほか、会場では限定の「こまちゃんぬいぐるみ」(2,000円)をはじめ、ポストカード、絵本などのグッズ販売も行う。鑑賞料は一般=1,300円ほか。また、原宿の「KDDIデザイニングスタジオ」(神宮前4)では同9日から、撮影セットや絵コンテの展示も行っている。17日まで。© TYO/dwarf・こまねこフィルムパートナーズ

こまねこ公式サイト

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