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回転ずし「くら寿司」、原宿に初のZ世代向け店舗 「スイーツ屋台」なども

白木を使い浮世絵のパネルなどを装飾する店内

白木を使い浮世絵のパネルなどを装飾する店内

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 回転ずし「くら寿司(ずし)」のZ世代向け店舗となる「くら寿司 原宿店」(渋谷区神宮前4、TEL 03-6804-6105)が12月9日、原宿にオープンする。経営はくら寿司(大阪府)。

2色の生地に具材を包む原宿店限定のクレープ

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 「コロナ禍でも飲食への消費マインドが高く、リベンジ消費が増加する可能性がある」と感じている若年層の中で、SNSや動画での情報発信と拡散力があり、「流行や消費の新たな担い手」といわれているZ世代をターゲットに、「Z世代の聖地ともいえる」原宿に出店した。

 浅草・道頓堀に続く3店舗目の「グローバル旗艦店」に位置付ける同店は、浅草の店舗などのプロデュースも手掛けているクリエーティブディレクター佐藤可士和さんがプロデュースする。

 店舗面積は、通常店舗の2倍という約700平方メートル。席数は245席(ボックス41席、カウンター7席)。既存のグローバル旗艦店同様。白木を使うほか、障子を閉めることで個室になるボックスシート席や、明治通りに面した一画にスタンド席をブランドとして初設置。そのほか、テラス席や「バルコニー飲食スペース」、道頓堀店に続く2 店舗目として感染症対策も兼ねたのれん付きの半個室も用意する。

 スタッフのユニホームは通常はっぴが多いが、浅草の店舗と同じ黒をベースとしたTシャツに、前面と背中のロゴや文字をピンク色にし「原宿らしさ」を取り入れている。インテリアデザインは、「日本の伝統文化×トウキョウ・ポップカルチャー」をコンセプトに、エントランスにはロゴやメニューをプリントしたさまざまな色に光る「カラフル提灯(ちょうちん)ウォール」や、パネルでの浮世絵装飾などフォトスポットにもなる装飾を施す。随所で写真が撮れるよう自撮り用のスタンドも用意する。

 「すし×スイーツ」をコンセプトに掲げる同店は、シンボルとしてメッキで作りネオン風のサインを付ける「スイーツ専用屋台」を併設する。自動で2色(赤=ビーツ、黄=クチナシで着色)のクレープ生地を焼き上げるロボットを導入し、客の目の前でクレープを作る。「チョコレートナッツ」(280円)、「いちごWクリーム」(380円)などのスイーツクレープや、揚げたシャリにグリーンリーフやクリームチーズ、イベリコ豚などを巻く「イベリコ豚カルビ」(380円)など「すしクレープ」も用意する。

 すしの価格は、通常は一皿110円、渋谷などの都心型店舗は125円だが、原宿店は家賃や人件費を反映し一皿132円で設定。客単価は1,500円前後を想定する。

 営業時間は11時~23時(初日のみ12時~20時)。

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