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ミクシィ、中学技術科のプログラミング教育カリキュラム 渋谷区立中学で授業へ

昨年度行った講座の様子

昨年度行った講座の様子

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 ミクシィ(渋谷区渋谷2)は9月以降、開発したカリキュラムとソフトを用いた技術科の授業を渋谷区立中学校全8校で実施する。

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 同社は2019年6月、渋谷区教育委員会と、区内に本社を構える大手IT企業などと小・中学生の「プログラミング教育事業に関する協定」を締結し、「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」に参画。同社は同プロジェクトで唯一中学校を対象に支援ており、昨年度は区立鉢山中学校の全学年で必修授業としてプログラミングを用いた授業を行うなどしてきた。

 中学校では本年度から技術科においてプログラミング学習の分野が大きく拡充されている。同社は、拡充された技術科の学習要領に沿うプログラミング授業のカリキュラムと専用ソフトの検討・開発を、区の教育委員会や区立中学校の技術科担当教師らと共に進めてきたという。

 開発したカリキュラムは、エンジニアが「実際の業務で使うことが多く」、中学生のテキストプログラミング学習にも活用されているプログラミング言語「Python」を使ったソフトウェアを用い、プログラミング学習を展開するもの。「Python言語講座」での基礎理解や、「開発モード」でオリジナルアプリの作成など、実施校の希望に応じて内容を調整しながら授業を行っていく予定。技術科目の評価対象として学校が活用できるという。

 9月にはまず、区で理数教育重点校となっている鉢山中学校の2年生を対象に授業を4回実施。その後年内に、その他の区立中学校7校でも授業を行う予定。

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