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恵比寿のスペシャルティコーヒー店「猿田彦珈琲」10周年

10年を「ジェットコースターのようだった」と表現した社長の大塚朝之さん

10年を「ジェットコースターのようだった」と表現した社長の大塚朝之さん

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 恵比寿のスペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲(コーヒー)」が6月8日、10周年を迎えた。

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 2011(平成23)年、俳優をしながらコーヒーショップで働いていた大塚朝之さんが、自身が入れたコーヒーで「喜んでくれる人がいた」経験から「コーヒーで人を感動させたい」と恵比寿に1号店(本店)を出店しスタートした猿田彦珈琲。家賃などに資金を使い「お金が無いという心配ばかりが先立ち」、実績も無かったことから1年目が「2度と味わいたくないくらいつらかった」と言い、1年がたった時は「1年持った、というような感慨深さはあった」と振り返る。

 2013(平成25)年に自家焙煎(ばいせん)をはじめ、翌2014 年(平成26)年4 月に、監修の缶コーヒー「ジョージア ヨーロピアン」シリーズが発売されたことを機に全国的に広く知られるようになり、来店客が増えたことから、恵比寿本店から徒歩圏内に豆や器具などを販売する「別館 豆屋」を出店。2018(平成30)年9月には台湾に出店し海外に進出を果たした。昨年3月には、JR原宿駅に初の旗艦店を出店するなど現在は23店舗を展開している。2019年からは三菱商事から出資を受けている。

 創業時「10年先は、はるかかなただと思っていた」と言う大塚さんは淡白な様子で、この10年を「ジェットコースターのようだった」と表現。「常に課題は抱えていると思っているので、進化させるためにさまざなことをトライし、良いものを得たがたくさんエラーも出た。10年たったらいろいろなことができていると思っていたが、できていないことがたくさんありすぎて手放しでは喜べない」と話す。

 それでも、「人を感動させたい」という思いを中心に「できることは少しずつ増えている」と手応えもうかがわせ、「日々勉強をしてコーヒーには詳しくなっているので、コーヒー、サービス、モノの価値観、精神的な意味を含めていろいろ変えたい」と意欲的。「実は当初から思っていたことだが、日本が誇る世界に通用するブランド、優しくて凜としているブランドになりたい」と先を見据える。

 「(お客さんには)ありがとうしか無いし育ててもらったというが正しいが、もっと来てくれていたらもっと育っていたんじゃないかな」と笑い、「根本的に気取っていないので、適当に飲みに来てほしい」と来店を呼び掛ける。

 現在各店では10周年記念として、同社史上「最も特別で高価」なブレンド「10 周年モカ NO.1 BLEND」(ドリップコーヒー=店内1,400円、持ち帰り1,374円、コーヒー豆68グラム5,100円)を提供中。エチオピアとイエメンのコーヒー品評会で1位を受賞した豆を単独落札しブレンドした。豆屋別館や原宿駅店、オンラインショップでは限定でオリジナルの「BE@BRICK」(1,800円)を販売している。

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