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表参道に台湾発ティーブランド「カムバイティー」日本1号店 ツタヤが国内展開へ

独自の「ティープレッソマシン」を備えるカウンター

独自の「ティープレッソマシン」を備えるカウンター

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 台湾発ティーブランド「COMEBUYTEA(カムバイティー)」の日本1号店が9月21日、表参道(渋谷区神宮前4、TEL 03-6804-5699)にオープンする。経営はTSUTAYA(南平台町)。

ベースの紅茶や混ぜるドリンク、トッピングなどを選べる

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 2016年に台湾で誕生し、6カ国に13店舗を展開する同ブランド。ブランド名は台湾で「カンパイ」と発音する「乾杯」に由来する。独自開発した「ティーグラインダー」で茶葉を粉砕し、特許を取得している「ティープレッソマシン」で茶を約60秒で抽出。牛乳やジュースとブレンドする際は、「ティーバーテンダー」がボストンシェーカーを使いシェイクしてから提供している点などが特徴。

 同社は、書店とカフェの複合店を出店するなど台湾でも事業を展開していることもあり、日本と台湾を行き来する中で2017(平成29)年に同ブランドと出合ったという。日本ではタピオカ入りミルクティーを中心に紅茶市場が拡大しつつある中、紅茶とフルーツジュースを組み合わせる点など「新しい飲み方」であることや、独自の技術や機器を活用している点などから国内展開を決めた。今年3月、同ブランドを展開する長沂國際實業股●有限公司(●=にんべんに分)と日本国内での店舗展開に関する独占ライセンス契約を締結した。

 1号店は、30~40代の女性をコアターゲットに据えていることや、ブランディングとして表参道に路面店を出店。店舗面積は約46坪。カウンター席やテーブル席、ソファ席など約50席を用意。随所に電源を備えている。店舗は木を基調に「落ち着いた空間」に仕上げたほか、店頭などの植栽はプラントハンター西畠清順さんがプロデュースした。

 同店では、台湾のティーマイスターが選別した契約茶農家から仕入れる茶葉と、世界の山地から選んだ茶葉、台湾の契約農家のフルーツを使う100%ジュースを輸入するほか、牛乳は国産のものを採用。トッピングは無添加・無着色にこだわる。

 メニューは、阿里山ウーロンやルイボス、ハイビスカスブラックなど5種類を用意するストレートティー「クオリティー」(600円)と、ベースの茶とブレンドするドリンク、トッピングなどを選べ300種類以上の組み合わせとなる「クオリティー」を用意。ベースはジャスミングリーンやウーロンなど4種類(各450円)、ブレンドするドリンクは2倍濃縮のエバミルクなど牛乳3種類(追加110円)またはパイナップルやグアバ、蜂蜜(追加120円)などフルーツジュース5種類を用意。

 トッピング(1種類70円、3種まで)はタロイモボールや黒糖こんにゃくゼリー、アロエなど6種類。甘さは最も甘い普通~無糖の4段階、氷は3段階で調整できる。このほか、人気の高い組み合わせで作るレコメンドメニューもそろえる(価格は全て税別」。客単価は600円強を見込む。

 TSUTAYA開発営業カンパニー社長の安田英敏さんは「お茶自体を楽しんでいただきたいが、カスタマイズを楽しんでいただくことが特徴なので、いろいろ試して自分に合ったメニューを見つけていただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~22時。今後ツタヤとの複合店を含め、5年で100店舗の出店を計画。同じくライセンスで展開するスターバックスコーヒーとは出店地のニーズに合わせてすみ分けていくという。

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