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渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで「パディントン」展 生誕60年、挿絵原画展示も

英パディントン駅を思わせる展示になっている入り口

英パディントン駅を思わせる展示になっている入り口

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 渋谷「Bunkamuraザ・ミュージアム」(渋谷区道玄坂2)で現在、「生誕60周年記念 くまのパディントン展」が開催されている。

挿絵原画や作者マイケル・ボンドの写真も

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 1958年に英小説家マイケル・ボンドが発表した児童文学作品「パディントン」シリーズの誕生60周年を記念するとともに、昨年91歳で逝去したボンドへの哀悼の意を込めて開催する同展。さまざまなイラストレーターによる絵本や漫画の原画、ボンドの私物やインタビュー映像、これまでに販売されたグッズなどを通して同作の世界観を紹介する。

 同作の主人公のパディントン・ブラウンは、ペルー生まれの子グマのキャラクター。身長106センチ、体重7キロ。毛並みは茶色(耳は黒色)で、奥地帽や青色のコート(裏地は赤色)を身に着け、時々長靴を履いている。好奇心旺盛な性格で、「値切り」がうまい。マーマレードなどが好物。

 大判サイズで印刷した英パディントン駅ホームの写真や同駅に置かれているパディントンの銅像(複製)などが出迎える第1章「パディントンの物語」では、同シリーズ第1巻から挿絵を手掛けていたペギー・フォートナムの挿絵原画と複製画で登場人物や物語に登場するイギリスの生活文化などを紹介する。

 第2章「パディントン誕生秘話」では、作者ボンドの生涯をたどる。ボンドの初期作品が掲載されている雑誌やボンド直筆の手紙、原稿の執筆に使っていたタイプライター、家族写真を撮る際に使っていたという箱型のカメラなども展示する。

 40以上の言語に翻訳・出版されている同作。第3章「世界のパディントン」では、1972年以降絵本シリーズを手掛けていたフレッド・バンベリー、1997年以降の絵本を手掛けているR.W.アリーさんらの原画や下絵などを展示。第4章「パディントン大活躍」では、4コマ漫画やパペットアニメの小道具、ぬいぐるみや雑貨などを並べ、さまざまなパディントンの表情を探る。

 音声ガイド(550円)は俳優の瀬戸康史さんが務めている。開館時間は10時~18時(金曜・土曜は21時まで、入館は閉館30分前まで)。入館料は、一般=1,400円、大・高校生=900円、中学・小学生=600円ほか。6月25日まで。

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