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アルバルク東京、栃木に勝ち19勝目 田中大貴選手「責任と自信」で20得点

「ゴールにアタックすること」を課題に臨んだという田中大貴選手(写真中央)

「ゴールにアタックすること」を課題に臨んだという田中大貴選手(写真中央)

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 アルバルク東京(以下A東京)が12月17日、アリーナ立川立飛(立川市)で栃木ブレックス(同栃木)と戦った。この日もチケットが完売し、昨日を上回る3028人が来場した。

注目のマッチアップも見られた

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 前日、アシスト10本でチームの勝利に貢献した田中大貴選手。この日は「どれだけゴールにアタックできるか」を自身の課題に掲げ試合に臨んだという。「特に試合の重要な場面には自分が責任を持ってやりたいし、仕事をしないといけない」(田中選手)という思いが表れたのが後半。第3クオーター(Q)には逆転となる3ポイント(P)シュートを決めたほか、バスケットカウント(得点に加えフリースロー)を得るドライブ(ドリブルでディフェンスを抜くプレー)や終盤には点差を広げる駄目押しの一発となる3Pなど、最終的に両チームトップとなる20得点を記録。「年を重ねるごとに終盤でも余裕をもってプレーできるようになってきた。自信を持ってやれているところが結果につながっている」と自己分析する。

 加えて最終Q残り3分15秒には、決められると同点となった栃木・田臥勇太選手のレイアップシュートをブロックし流れを引き渡さなかった。田中選手は、昨シーズン終盤となる今年3月に行われた代々木第2体育館での一戦を引き合いに出し「同じようなシチュエーションで決められたので、今日は絶対にブロックしてやろうと、ファウルになってもいいから止めようと思った」と振り返った。

 試合立ち上がりは栃木がリバウンドからの早い展開で連続得点を挙げ、A東京のルカ・ヘッドコーチ(HC)は6点差を付けられた時点でタイムアウトを要求し、「ディフェンスのアグレッシブさに圧倒されるな」と選手たちに声を掛けたという。第1クオーター(Q)は16対15で終えたが、第2Qは逆転を許し29対31で前半を折り返した。

 後半序盤は拮抗(きっこう)した展開となるも、安藤誓哉選手のバスケットカウントを得るプレーからの連続得点でリードを奪い51対46で最終Qに突入。序盤で1点差まで詰め寄られるなど、最後まで勝負の行方が分からない展開となるも、安藤選手の3Pや馬場雄大選手の連続スチール(攻撃中の相手からボールを奪うプレー)からの得点、与えられたフリースローを確実に決めるなどして75対67で勝利を収めた。

 A東京はこれで今シーズン19勝目となった。田中選手は「その週どれだけ良い練習をするかが試合に出ると思っている。少しの気の緩みも許さない徹底したヘッドコーチ(HC)についていくかたちで練習できている」と好調の要因を挙げる。

 A東京ルカ・パヴィチェヴィッチHCは「今日の試合の勝因もディフェンス」としつつ、「第1Qにミスからイージーバスケットを許したこと、第4Q終盤に連続3Pを決められたこと」を反省点として挙げた。

 第4Qで栃木の追い上げをはね返す3Pを決めるなど12得点を挙げた安藤選手は「追い上げられている場面でリバウンドやルーズボールを頑張ってチームで勝てた」と振り返ったほか、田臥選手とのマッチアップについては「日本で最初に入ったチームが栃木で、そこで田臥さんからもいっぱい学んだ。先輩とマッチアップできたのは楽しかった」と話した。

 A東京の次のホーム戦は12月31日、来年1月1日の千葉ジェッツふなばし戦。

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