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渋谷区、産学官民連携組織「渋谷未来デザイン」設立へ 

「渋谷未来デザイン」のたちあげを発表した長谷部健渋谷区長(写真右)

「渋谷未来デザイン」のたちあげを発表した長谷部健渋谷区長(写真右)

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 渋谷区は来年4月、産学官民連携組織として一般社団法人渋谷未来デザインを設立する。11月13日の都市型サミット「DIVE DIVERSITY SUMMIT SHIBUYA2017」内で発表した。

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 区の基本構想で掲げる街の未来像「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」を推進するため、民間事業者と協働してオープンイノベーションスタイルで社会的課題の解決策に取り組む組織となる。

 同法人では、産官学NPOを横断するクロスセクターリーダーの養成、パブリックプレースやアセット(資産)の新しい活用モデルの創出や実行支援、「クリエーティブシティ渋谷」構想実現に向けた基本企画の策定や実行支援、都市と地方の共創を支援する企画事業や都市間交流の支援、街のプロモーション事業を予定。

 長谷部健区長は、クリエーティブシティ特区として5Gインターネット(次世代通信網)の整備やスタートアップなどに向けたシェアアパートメントの開設、公道や高架下、公園などの有効活用、地域通貨などを構想している。しかし、行政のみで取り組むには計画を立てたり予算を取ったりと時間がかかってしまうため、スピード感が求められる事案に関しては同法人の事業としても取り上げていきたい考え。

 アドバイスなどを求める「フューチャーデザイナー」として、日本パラリンピアンズ協会大日方邦子副会長、NPO法人「シブヤ大学」左京泰明代表理事、慶応義塾大学大学院・メディア研究科特別招聘(しょうへい)教授・夏野剛さん、フューチャーセッションズ野村恭彦社長、ロフトワーク林千晶社長らが協力するほか、京王電鉄、東急電鉄、日建設計、日本マイクロソフト、みずほ銀行などの企業も参画予定で、大学や区民らも巻き込んでいくという。

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