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アルバルク東京、チャンピオンシップ準決勝初日 川崎に敗戦も「誰一人下を向いていない」

2Qの後半に連続3Pを決めた田中大貴選手

2Qの後半に連続3Pを決めた田中大貴選手

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 渋谷区を拠点にする男子プロバスケ「Bリーグ」のアルバルク東京(A東京)が5月19日、リーグ初代王者を決めるチャンピオンシップ(CS)セミファイナルを迎えた。

ベンチから立ち上がって仲間を鼓舞するA東京の選手たち

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 8チームが出場し、トーナメント戦で「Bリーグ」初代王者を目指すCS。A東京セミファイナルの相手は、リーグ1位の勝率でレギュラーシーズンを終えた川崎ブレイブサンダース(川崎)。川崎のホームアリーナ「とどろきアリーナ」(川崎市)で行われた同日の試合には2689人が来場した。

 ティップオフ後、川崎のミスから正中岳城(しょうなか・たけき)選手のレイアップシュートで先制したA東京は、リバウンドからの得点を重ね24対19とリードを奪う。両チームともにオンザコート1(外国人選手の出場が1人)となった第2クオーター(Q)、序盤で逆転されると6連続得点を許すなど13点まで引き離されるが、田中大貴選手とザック・バランスキー選手の3連続3Pで追い上げを見せた。

 第3Qは田中選手の3連続得点で3点差まで詰め寄るも、CSで好調ぶりを発揮している川崎・篠山竜青選手を止めることができず13点ビハインドで最終Qに突入。オフェンスリバウンドから得点を挙げたジェフ・エアーズ選手が雄叫びを挙げるなど気迫のこもったプレーを見せるも、76対84で敗戦となった。

 伊藤琢磨ヘッドコーチは「オンザコート1の時に点が伸び悩んだ。ディアンテがおらず走れなかった時の攻めどころをはっきりさせるべきだった」と振り返る。23得点挙げた篠山選手については「辻(直人)選手には打たせたいシュートを打たれなかったと思うが、その中でステップアップした選手が篠山選手だったのでは。よりタフにディフェンスしたい」とも。

 田中選手は「個人的にターンオーバーが多く、出だしで乗り切れなかった」と悔やむが、「誰一人として下を向いていない。後がないので必死に戦うだけ。最低でも自分かディアンテがもっとゲームを支配できるようにしたい」と意気込んだ。

 川崎・辻選手は「ディアンテ選手には簡単にやられてしまった場面もあるが、そのほかは守れていた。(田中)大貴にも2Q最後の3P2本がなければ、そんなに仕事をさせていたかったのでは」と分析。インサイドの要となるファジーカス選手は、2月にA東京に入団したエアーズ選手、トレント・プレイステッド選手に対して「特にディフェンスの指示は無かった」と言い、「田中選手やディアンテ選手をチーム全員でどう守るかが大事だった」とも。

 両チームは20日も同所で試合を行う。

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