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ラフォーレ原宿でメディアアート展 「イアマス」と産学協同、作家6人の作品展示

IAMAS卒業生や教授6人の作品を展示する場内

IAMAS卒業生や教授6人の作品を展示する場内

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 ラフォーレ原宿(渋谷区神宮前1)6階・ラフォーレミュージアムで現在、「Calculated Imagination IAMASが発信するメディアアート展」が開催されている。

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 新たな才能の発掘や育成、ビジネスの開発を視野に、専門学校・大学・研究機関と産学協同の展開を模索する同施設が、昨年開校20周年を迎えた情報科学芸術大学院大学(IAMAS=イアマス、岐阜県)とコラボレーションした。

 会場には同大の卒業生や教授6人の作品を展示する。同大准教授のクワクボリョウタさんはインスタレーション作品「風景と映像(view or vision)」(2016年)を出展。白い壁で囲んだ暗い空間の中に並べたセロハンテープや鉛筆、ざるなど身の回りにある日用品の中をLEDライト付きの鉄道模型2台走らせることで、その影が壁面に映し出されるようになっている。

 三原聡一郎さんが出展するのは、東日本大震災を機に始めた「空白のプロジェクト」シリーズの1作「 鈴」(2013年)。作品に内蔵したセンサーが一定の放射線を感知するとモーターが回りガラスの鈴が鳴る仕組みになっている。

 2015年に同大を卒業した石塚千晃さんの作品は、「The Portrait of daucus carota」(2015年)。野生のニンジン、日本のスーパーに売っているようなニンジン、ニンジンを組織培養した「細胞塊(カルス)」の形態観察し「自然と人工の境界」を問う。

 場内では、イアマスで行われている3Dスキャニング技術に関するアーカイブ研究の一環として、3Dスキャニングによる展示作品や、来場者の動きなどで同展の時空間をアーカイブする。

 開催時間は11時~21時。入場無料。3月16日まで。

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