渋谷マークシティ屋上のバス待合所が改装 多言語対応、更衣室など新設

従来の約3倍の広さに増床した待合所内

従来の約3倍の広さに増床した待合所内

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 渋谷マークシティ(渋谷区道玄坂1)5階バスターミナルのバス待合所が1月19日、リニューアルした。運営は東急バス(目黒区)。

USBポートとコンセントを備えたカウンター席

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 2000年の同施設オープン時からある同バスターミナル。施設建設地は、東急玉川線のターンテーブルが設けられていた場所で、その後バスの発着所として使われていた歴史がある。現在は、羽田・成田空港までの空港連絡バスをはじめ、北は山形県酒田地区、南は愛媛県今治地区までの国内各地を結ぶ高速乗り合いバスが毎日199便発着し、年間約70万人が利用している。

 同所を発着するバスは、渋谷マークシティ内の「渋谷エクセルホテル東急」に宿泊する外国人旅行客らも多く利用することや、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて多くの訪日客が見込まれることから、多言語化対応を含めて昨年10月からリニューアルを進めてきた。

 フロア面積は25平方メートルから75平方メートルに増床。席数も20席から40席に増やし、屋外にも腰掛けを用意した。店内は和の雰囲気を基調に「モダンで落ち着いた空間」を演出し、カラフルなインテリアをアクセントで配置。カウンター8席には、USB充電ポットとコンセントも用意した。併せて、無料の簡易荷物置き場(8カ所)や親子など2人でも入れる更衣室1室も新設した。

 3月には、ヤマハが開発した音声情報の内容を文字情報で表示するスマートフォンアプリ「おもてなしガイド」を導入予定。利用者のアプリ上で、室内で音声案内するバスの発着案内や運行情報などを4カ国語(日・英・中・韓)で表示できるようにするほか、室内に設置するデジタルサイネージでも発着案内を4カ国語表示する。室内には同じく4カ国語対応の自動券売機を設置するなど多言語対応を拡充する。

 東急バス経営企画室経営統括部事業開発課の高橋邦昭係長は「更衣室や明るめのインテリアなどは女性目線を意識。USBやコンセントなど、ビジネス利用の方にも使いやすい待合室を目指したので、渋谷からいろいろな場所へ出掛けて行っていただければ」と呼び掛ける。

 開設時間は4時30分~24時(発券カウンターは6時30分~19時30分)。

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