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表参道ヒルズでネイキッド「スイーツ×デジタル」イベント プロジェクションマッピングなど

逆さまのエッフェル塔を中心に「スイーツの街」を表現する場内

逆さまのエッフェル塔を中心に「スイーツの街」を表現する場内

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 表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)本館地下1階「スペース・オー」で12月1日、スイーツとデジタル演出を融合したイベント「SWEETS by NAKED」が始まる。

人の動きなどに合わせて3DCGのジェリービーンズの動きが変わる

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 2012年の東京駅駅舎へのプロジェクションマッピングなどを手掛けたことで知られるクリエーティブカンパニー「ネイキッド」(元代々木町)が企画・演出を手掛ける同イベント。

 全体で約50台のプロジェクターを使うプロジェクションマッピングやセンシングなどのテクノロジーと本物のスイーツ、造形物を組み合わせて「スイーツの街」を表現。朝昼夜といった時間軸や雨や雪など天気も変化させる演出や、展示の案内をするスタッフと「住人」として配置する。

 エントランスは本物の飴(あめ)を使ったネオン風看板やNYの路地をイメージしたレンガ風の建物が並ぶ「Welcome candy」。場内中央「Sweets Time」には、エッフェル塔をモチーフにしたメインオブジェを配置。本物のチョコレートをコーティングしたマンホールの外れた穴からあふれ出たスイーツで街が誕生したという世界観を表現する。エッフェル塔のオブジェには、街の時間軸となる時計やスイーツがあふれ出ているような映像を360度全面にプロジェクションマッピングで投影する。

 インタラクティブな仕掛けを用意する「Sweets Interaction」エリアでは、ゴミ箱や電話ボックスなどが来場者の動きに合わせて変化。ヨーロッパの街並みをイメージした壁面の前に立つと、3DCGのジェリービーンズが雨のように降る映像が映り、来場者の形や動きに合わせて跳ねあがるようになっている。「Sweets Universe」エリアでは、雲のうちわであおぐと太陽をイメージしたオブジェの色が変わる仕掛けを用意。同所にはチョコレートやカップケーキ、ポップコーンなど本物のスイーツも展示する。

 有料の特別エリアでは実際にスイーツも提供する。「Chocolate Tailor」では、来場客が試着室をイメージした個室に入るとセンサーがその人の形を検出し、その人に合わせたパリ発スイーツブランド「ユーゴ&ヴィクトール」のチョコレートを指輪の形にして提供する。「Ice cream Florist」内では、本物のアイスに花のように見えるプロジェクションマッピングを投影するほか、米プレミアムアイスクリーム「ベン&ジェリー」のアイスを提供する。

 「『一つの街として生きている場所』にしたかった」という総合演出を手掛けるネイキッドの村松亮太郎社長。「私がやっていることはデジタルアートのイメージが強いかもしれないが、一つのシーンを作り出すことが好きで世界観とストーリがベースにあることが大事。デジタルもツールとして使うがただのデジタルアートではなく、何とくっつけると面白いか。全然違うもの同士だからこそ生まれる新しい表現があると思う」と話す。「子どものころに夢見たようなスイーツの街が現れている。迷い込んで甘い時間を過ごしてほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~21時(22日~24日は22時まで、入場は閉場30分前まで)。入場料は大人1,400円、中学生以下900円、特別エリアに入れるWスイーツチケットは同2,000円、同1,800円。来年1月9日まで。

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