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「東急フードショー」がリニューアル スイーツ・デリなど強化、イートインスペースも新設

新設するスタンディング式のイートインスペース「シブヤSTAND」のイメージ

新設するスタンディング式のイートインスペース「シブヤSTAND」のイメージ

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 東急東横店(渋谷区渋谷2)地下1階の食料品売り場「東急フードショー」が現在、順次リニューアルを進めている。運営は東急百貨店(道玄坂2)。

東急百貨店のオリジナルデリショップ「今日の食卓」

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 3年ぶりのリニューアルとなる今回。同社の拠点である渋谷の「『食』をさらに強化」するため、スイーツ、デリ、鮮魚ゾーンのMD(マーチャンダイジング)を再編。集客の核となる「独自税や話題性」のあるショップの誘致、駅立地の利便性を生かしたイートインスタイルの提案、「利用者の生活スタイルに合わせた」メニューやサービスを提供することで、「食への関心が高い幅広い層」の新規獲得と既存顧客の来店・利用頻度の向上を図るという。

 リニューアルするのは全体の約3割に当たる30店舗をリニューアル。そのうち、百貨店初出店や新業態など15店舗を新規導入、15店舗で商品の見直しやラインアップの拡充などを行う。

 フロアの「核」となるスイーツゾーンには5店舗が出店。パイ専門店「Little Pie Factory(リトル・パイ・ファクトリー)」や、チョコレートやザッハトルテをはじめとする焼き菓子をそろえるベルギーのパティスリー「WITTAMER(ヴィタメール)など。公園通りに店舗を構えるフレンチトースト専門店「Ivorish(アイボリッシュ)」は初のテークアウト店を期間限定(9月14日まで)で出店している。

 「デーリー需要が高い」デリゾーンには、和総菜や弁当の品ぞろえを拡充。笠原将弘さんが手掛ける恵比寿の和食店「賛否両論」(恵比寿2)の和総菜店「賛否両論 THE DELI」、仕出し弁当などを展開する「懐石料理 青山」の新業態で和・洋・中の弁当、総菜店「青山」、健康を意識した総菜や小分けパック、羽田空港の「空弁」などを扱う東急百貨店のオリジナルデリショップ「今日の食卓」、完全予約制の赤身肉店「肉山」(武蔵野市)の新業態となるカレー専門店など9店舗が順次オープンする。

 既存の鮮魚売り場に加えて新設したのは「専門性を高めた」鮮魚売り場「渋谷魚河岸」。従来の鮮魚売り場との差別化を図り、マグロ専門店「極味(きわみ)」、エビ・カニ専門店「雅」、刺し身工房「お造り屋 匠」、フグ専門店「ふくます水産」など9つの専門コーナーを作った。

 フロアの一角にはスタンディング式のイートインスペース「シブヤSTAND」(約50平方メートル)を新設する。かねて「買ったものをすぐに食べたい」「できたてをその場で食べたい」という利用客からの要望があったといい、同所に設置するカウンターで購入した商品を食べられるようにする。

 営業時間は10時~21時。リニューアルは7月28日まで。

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