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表参道にペルー料理&バル「アルド」 ペルー出身店主が独立開業

日本人の祖父を持つオーナーシェフの浦田アルドさん

日本人の祖父を持つオーナーシェフの浦田アルドさん

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 表参道駅近くに、ペルー料理&バル「ALDO(アルド)」(港区北青山3、TEL 03-6427-7223)がオープンして2カ月がたった。

セビーチェなどをそろえるメニュー

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 日本人の祖父を持つペルー出身の浦田アルドさんが独立開業した同店。24年ほど前に来日し、18年ほどメキシコ料理店で腕を振るっていた浦田さんは、かねて母国ペルーの料理を提供する店を出店したいという思いを抱いていたという。「ずっと場所を探していた」中で、同所が見つかったタイミングでオープンにこぎ着けた。

 飲食店の居抜きで出店した同店。席数はカウンター席とテーブル席で16席。店頭にペルーの国旗を掲出しているほか、店内にはペルーの写真などを飾り、国旗の色である赤と白を随所に取り入れるなどしている。地階ではあるが、「明るく気軽に入れるアットホームな雰囲気」に仕上げた。

 ペルー料理はジャガイモを使った料理や煮込み料理が多いという。ミニサラダ・ミニデザート・ドリンクが付くランチには、ペルーの酒「ピスコ」で風味付けしたソースが特徴のエビのクリーム煮「カマロン アル ピスコ」、コリアンダー風味のチキンライス「アロス コン ポヨ」など不定期で入れ替える3種類のメニュー(1,000円)と週替わりのメニュー(1,300円)を用意。土曜にはサタデーランチ(1,500円~)を提供する。

 ディナーには、ペルーのトウモロコシと甘めに味付けるサツマイモを添える、タコやホタテなどの魚介類をレモンと香辛料でマリネした「セビーチェ」、トマトベースのハチノススープ「ソパ デモンドンゴ」(以上1,500円)、コリアンダーをベースにほうれん草などを加えて1時間30分~2時間煮込み、黄唐辛子でピリ辛に味付けたラム肉に煮豆を添える「セコ デ コルデロ コンビナド」(1,600円)などをそろえる。メニュー名はいずれもスペイン語。客単価は、ランチ=1,000円~1,800円、ディナー=3,000円~6,000円。

 オープン後、特に平日は近隣で働くビジネスマンやOLの来店が中心。浦田さんは「通りがけに初めて来店される方が多いので、できるだけ料理の説明をするなどコミュニケーションを取っている」といい、「ペルー料理が初めての方も多いが、『食べやすい』『口に合う』と言ってもらえる」と話す。「ペルー料理店は少ないのでもっと広めたい。もう1店舗、今度は音楽などのライブなどができるステージが作れる大きな店舗を出店したい」とも。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分(土曜は15時まで)、ディナー=17時30分~23時。日曜定休。

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