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原宿に麺料理「ラクサ」専門店 本場で修業・女性2人が開業、手作りにこだわり

高校からの友人である(左から)小幡奈久美さんと茂木典子さんが立ち上げた

高校からの友人である(左から)小幡奈久美さんと茂木典子さんが立ち上げた

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 原宿に10月31日、シンガポールなどで食べられている麺料理「ラクサ」専門店「SINGAPORE HOLIC LAKSA」(渋谷区神宮前1、TEL 03-6804-1833)がオープンした。経営はRAINBOW(港区南青山1)。

スープから麺まで手作りする「ラクサ」

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 ラクサは、ココナツミルクをベースにスパイスを加えたスープに、米粉をベースにした麺を合わせた料理。シンガポールやマレーシア、オーストラリアなどで食べられ、日本でいうラーメンのように各地で味が異なるのが特徴。

 5年ほどオーストラリアで生活していた茂木典子さんは昨年、婚約者に振られたことから帰国。傷心旅行で訪れたシンガポールで食べたラクサの味に感銘を受け、同店の出店を決意。現地で食べたラクサの味を求めて日本のシンガポール料理店を食べ歩くも見つからず、高校からの友人である小幡奈久美さんを誘い渡星。現地で出会ったシェフに弟子入りし、日本とシンガポールを行き来しながら3カ月かけてラクサの作り方を学んだという。同社は7月に立ち上げた。

 店名は「シンガポールに夢中になってほしい」という思いを込めて、中毒を意味する「ホリック」と命名。1号店は「流行の発信地」であることから同エリアへの出店を決めた。店舗面積は約12坪。席数は16席を用意。店舗は白を基調に、シンガポールをイメージしたというブルーグリーンを随所に取り入れ「女性が一人でも入店しやすい」空間に仕上げた。

 同店のラクサ(540円)はスープから麺、エビの粉末をベースにスパイス5種類を使うペーストまで手作りにこだわり、モヤシと生のラクサリーフを添えて提供。辛さを追加するスパイスやトマトチーズ(以上、各108円)などのトッピングも用意する。

 そのほか、ジャスミン米の上に蒸した鶏肉をのせて薬味や塩ダレをかけるチキンライス(324円)、デトックスウオーター(270円)などのソフトドリンクをラインアップ。ラクサ・チキンライス・ソフトドリンクのセット(972円)も用意する。客単価は500円~1,000円。テークアウト可能。

 茂木さんは「本場の味を崩さず、少し日本人に合わせて作ったので食べやすいのでは」と話す。「シンガポールはご飯がおいしい」ことから、今後は「シンガポール ホリック」をブランド化して「夢中になれるシンガポールのグルメを提案する店を出店できたら」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~21時(スープがなくなり次第)。

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