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渋谷ロフトで「もんぺ博覧会」 福岡・久留米絣使った1500本

主催する白水高広さん(写真)が着用するのも「もんぺ」

主催する白水高広さん(写真)が着用するのも「もんぺ」

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 渋谷ロフト(渋谷区宇田川町)1階イベントスペースで現在、福岡の伝統工芸である久留米絣(がすり)のもんぺを集積する「もんぺ博覧会」が開催されている。

織り方やデザインに趣向を凝らした「もんぺ」がそろう場内

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 九州・筑後地方を中心に九州の産品を扱うセレクトショップを手掛ける、うなぎの寝床(福岡県八女市)社長の白水高広さんが主催する同企画。約200年の歴史がある久留米絣は現在、婦人服に使われていることが多い中、白水さんが出合ったのが男性でも着られる「もんぺ」だった。着心地の良さなどから魅了され、「さまざまな世代に伝わる可能性」を感じ、同企画を2001年に初開催。反響の大きさから規模などを拡大しながら開催を続け、今年で5回目を迎える。東京での開催は昨年に次ぐ2回目。

 会場では、デザインもんぺ約1500本をそろえる。織り方を工夫しているものや現代的な柄のもの、無地でシンプルなものなど幅広くラインアップ。参加織元は、丸亀絣織物、野村織元、下川織元、津留織元。価格は、大人用=9,180円~1万5,120円、子ども用=8,640円~1万800円。サイズは、大人用=SS~3L、子ども用=80センチ~120センチ。自分で作りたい人に向けたオリジナルの型(大人用1,080円、子ども用840円)も用意する。

 かねて同イベントを知っていた人なども多く来店し、すでに200本以上売り上げているほか、渋谷という土地柄か、若者や外国人旅行客の来店も多いという。白水さんは「まず着てみてほしい」と呼び掛け、「年数を重ねるごとになじんでくる。ジーンズのように、農作業着として定着した『もんぺ』が日常着として広げていきたい」と意欲を見せる。「久留米絣そのものを知るきっかけになれば」とも。

 営業時間は10時~21時。5月27日まで。

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