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渋谷パルコで川島小鳥さん写真展「明星」-台湾で撮影した200枚超

台湾人の人柄に「ほれた」と話す川島小鳥さん

台湾人の人柄に「ほれた」と話す川島小鳥さん

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 渋谷パルコ・パート1(渋谷区宇田川町)3階の「パルコミュージアム」(TEL 03-3477-5873)で2月27日、写真家・川島小鳥さんの写真展「明星」が始まる。

台湾の路地をイメージした展示空間

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 1980(昭和55)年生まれの川島さんは、早稲田大学第一文学部仏文化卒業後、ポエムグラファー(写真家詩人)の沼田元氣さんに師事。2006年には、一人の少女を4年間撮り続けた作品「BABY BABY」で「第10回 新風舎平間至写真賞」大賞を受賞。11万部を突破した写真集「未来ちゃん」で広く知られるようになり、同書は講談社出版文化賞写真賞を受賞した。

 同展は昨年末に発売した写真集「明星」と連動したもので、東京での大型展は4年ぶりとなる。「未来ちゃん」発表以降、川島さんは作品制作の場を台湾に移し、3年間で7万枚以上の写真を撮影した。場内には、街中で出会った人たちや風景、猫などの動物、かき氷などの食べ物など200点以上を展示。50枚程度が写真集に未収録の写真だという。

 場内は台湾の路地を連想させるような空間と、椅子を置くなど広場をイメージした空間で構成。広場の中央には「明星タワー」と呼ぶ展示を設置。タワーには、下から顔をのぞかせることで写真を見ることができる穴が開いている。あえて板の裏側を使った展示や、見つけにくい展示場所なども作った。

 2011年に「未来ちゃん」の写真展で台湾を訪れた際に、温かさや優しさ、「距離の近さ」など「(台湾人の)人柄にほれて、作品を作りたいと思った」と、制作のきっかけを振り返る川島さん。3年間で30回台湾に足を運んだという。「タイトルの通り、パルコの中に明るい星を作ったので、遊びに来ていただいて楽しい気持ちになってもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 会場では同写真集(3,240円)をはじめ、デザイナー神田恵介さんが手掛ける服飾レーベル「ケイスケカンダ」によるTシャツ(4,320円)やペンダント(1,944円~3,024円)などを販売する。

 開催時間は10時~21時(入場は閉場30分前まで、最終日は18時まで)。入場料は、一般=500円、学生=400円ほか。3月15日まで。

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