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原宿・明治通り沿いに「ニコアンド」旗艦店-レンタサイクルやレストランも

国内初の路面店となる「niko and...TOKYO」の外観

国内初の路面店となる「niko and...TOKYO」の外観

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 原宿・明治通りに10月30日、セレクトショップ「niko and...(ニコアンド)」の旗艦店「niko and...TOKYO」(渋谷区神宮前6、TEL 03-5778-3304)がオープンした。経営はトリニティアーツ(千代田区)。

2階に併設するポートランド発レストラン「ナヴァー」

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 2007年、「結婚して郊外に住む32歳の女性」をコアターゲットにスタートした同店。ブランド名は「nobody I know own style」の頭文字から命名。「and...style」をコンセプトにアパレルとインテリアを複合的に扱っている。2012年には香港に出店し海外展開を開始。原宿の店舗を含め国内外に112店舗を出店している。顧客層は20~40代が中心で、8割が女性。

 国内初の路面店で、グローバル展開を見据えた旗艦店に位置付ける同店の場所は「コレクトポイント原宿店」跡。店舗面積は1~2階の2フロア計963.55平方メートル。鉄、木目、アンティークを組み合わせた空間で、ブランドのロゴにもなっているランプシェードはアンティークで大ぶりのものを使っている。什器はアンティークのもので、ほとんどが販売する。

 同店の取扱商品は、メンズ・レディスアパレル、ファッション雑貨=950アイテム、生活雑貨=1650アイテム。アイテムの中心価格は既存店より高く、ニット=5,000円、カットソー3万円~5万円などで客単価は1万円ほどを想定。新たな試みとして、書籍のコーナーやグリーンの取り扱い、レンタサイクル(1時間1,080円、6時間2,160円)も導入。電動アシスト自転車「Hill Cheater」を5台用意している。

 「雑誌のように編集」することをコンセプトに掲げる同店。エントランス近くの「エディトリアルスペース」を特集、それ以外の店舗全体「パーマネントスペース」を連載に位置付ける。エディトリアルスペースは45日~60日のサイクルで編集テーマを変えていく予定で、オープン特集は「ポートランド」。

 1階ではレディスアパレルや家具、雑貨、靴、書籍などを展開。エントランスにはコーヒースタンド「niko and...COFFEE」を併設。席数は18席。Wi-Fi完備。一部席には電源も備えている。常時5種のスペシャルティコーヒー(432円~)を用意。同フロア奥には、部屋をコンセプトにした展示スペース「ROOM no.25」も展開する。

 2階では、グリーンやレディス・メンズアパレルを展開。同階にはポートランド発レストラン「navarr(ナヴァー)」を併設。家具は木目でまとめ、席数はカウンターとテーブルで48席を用意。運営は他社に委託している。

 メニューは、オーガニックミックスリーフのサラダ「オーガニックグリーンサラダ」(S=702円、L=1,026円)や、パプリカとアーモンドのチキン煮込み「ナヴァーチキン」(842円)など。ランチ(11時~17時)には、メーン料理にサラダ、アラカルトなどが付く「ナヴァーランチ」(1,296円)などのテークアウト可能なセットもそろえる。

 コーヒースタンドなどの展開を「来店いただくためのきっかけ作りになればと考えた」と話す同社ニコアンド事業部の星野明部長。「他店にはないチャレンジが詰まっているので、あらためて当ブランドのユニークさを知っていただければ」と来店を呼び掛ける。「新しいステージに向かっていくために、どういうブランドかをはっきりさせていきたい。新しいライフスタイルを発信する店づくりをしていく」とも。

 営業時間は11時~22時。初年度売り上げ目標は7億円。

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