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原宿・浮世絵専門美術館で「江戸妖怪大図鑑」展-「化け物」「妖怪」など269点

歌川国芳「源頼光公舘土蜘作妖怪図」(1842~43年)

歌川国芳「源頼光公舘土蜘作妖怪図」(1842~43年)

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 原宿の浮世絵専門「太田記念美術館」(渋谷区神宮前1、TEL 03-3403-0880)で7月1日、「江戸妖怪大図鑑」展が始まる。

化け猫やてんぐ、かっぱなど「化け物」を描いた作品が並ぶ場内

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 会期を「化け物」「幽霊」「妖術使い」の3部に分け、浮世絵の歴史の中で「どのように世絵画描かれてきたのか」を考察する同展。総展示数は269点。

 同日始まる第1部「化け物」(~7月27日)では、鬼や土グモ、てんぐ、かっぱなど「人間とは異なる形をした存在」を描いた88点を展示。作品は、源頼光に襲いかかろうとする首だけになった「酒呑童子」を四天王が止めに入る場面を、墨を基調に表現した「酒呑童子 首飛来」(菱川師宣、1680年ごろ)、歌舞伎「尾上梅寿一代噺」に登場する化け物を題材にした作品で、9匹の猫で化け猫の頭部をかたどった「五十三次之内猫之怪」(歌川芳藤、1847年)など。同じ題材を異なる絵師が「独自のイマジネーションを加えて」描いた作品も見比べることもできる。

 中でも「人気」の浮世絵師・歌川国芳の作品は、四天王が囲碁を打ちながら源頼光の屋敷で宿直をしているところを、土グモが率いる妖怪が現れる場面を描いた「源頼光公舘土蜘作妖怪図」(1842~43年)、読本(=小説の一種)「椿説弓張月」の一場面を描いた「讃岐院眷(けん)属をして為朝をすくふ図」(1851年)など24点を並べる。

 第2部「幽霊」(8月1日~26日)では、葛飾北斎の妖怪画「百物語」全5点のほか、「お岩」「お菊」など、歌舞伎の怪談話に登場する幽霊を題材にした作品などを紹介。第3部「妖術使い」(同30日~9月25日)では、読本「善知鳥安方忠義伝」(山東京伝著)の一場面で妖術使い・滝夜叉姫が呼び出した巨大な骸骨を描いた「相馬の古内裏」(歌川国芳、1845~46年ごろ)などを展示予定。作品は一部ごとに全て入れ替える。

 開館時間は10時30分~17時30分(入館は30分前まで)。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌火曜)。入館料は、一般=900円、大高生=600、中学生以下無料ほか。9月25日まで。

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