青山通り沿い「こどもの城」、閉館に向け各事業終了時期発表

「こどもの城」外観。広場には岡本太郎の「こどもの樹」を設置している

「こどもの城」外観。広場には岡本太郎の「こどもの樹」を設置している

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 閉館が決まっている青山通り沿いの国立総合児童センター「こどもの城」(渋谷区神宮前5)の各事業が順次終了する。

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 各事業の終了時期は以下の通り。小児保健クリニック・ホテル=今年3月31日、青山円形劇場=2015年1月11日、青山劇場=同23日予定、プレイホールや体育室、音楽ロビー、プールなどの「こども活動エリア」=同2月1日、研究室(貸会議室)=同28日、こども活動エリアを活用した講座やクラブ活動=同3月14日。

 同館は1985(昭和60)年に開館。1979(昭和54)年の国際児童年を記念し、厚生省(当時)が構想・建設。経営は財団法人児童育成協会に委託している。地上13階・地下4階建てで延べ床面積は約4万1700平方メートル。開館以降、2700万人以上が来館しているという。

 閉館は2012年9月に厚生労働省が発表。理由として、開館当時と比べ「子どもの遊び方や遊び場所が多様化し子どもを取り巻く環境が大きく変化したこと」「地方自治体で児童館や地域子育て支援施設の整備が進んできたこと」を挙げている。さらに、開館から27年が経過して建物の老朽化が進み、現在の機能を維持・継続することが困難と判断した。

 2015年3月末をめどに閉館する。

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